2006年8月18日

アンフィシアター・アパートメンツ

「公開講座(フォーラム)・都市の血、都市の肉〜千年持続学第5回フォーラム」を拝聴してから、ほぼ1年半。
身辺メモ: 都市の腸詰め(血と肉)

ルッカの円形劇場遺構中庭付き住宅地のペーパークラフト販売してくれないでしょうか。アセテートで。

アセテートから、「都市の血肉」がシリーズで出版される。しかも、

アセテート編集者日記

ただいま編集中の『ルッカ 一八三八年』の付録、円形闘技場遺構のペーパークラフトが本日届きました。

うおおおお。これは買うぞ。

編集出版組織体アセテート‖シリーズ・都市の血肉‖彰化・一九〇六年 青井哲人

ここ、これは買うぞ。

アセテートの「都市の血肉シリーズ」の紹介ページには、Google Mapその他の参考リンクが掲載されていて、これも非常に面白い。うーむ。中谷さんが「読みたい本が出ないなら、出版社を作ってしまえと」思ったという意味が少しわかったような。

人間のために都市があるのではない。都市のために人がいるのだ。

これが何のことやらわからないラ系の諸姉諸兄は、10+1 No. 37「特集:先行デザイン宣言」を購入して読むように。上記は、記事の終盤でいささか逆説的に述べられている「機能は形態に従う」というテーゼと同じ意味のことだ(あるいは、都市のなかで「巨樹」になっちゃったケヤキやサクラが、それ自体を保存する「運動」を誘発する強さを持ち始めたり、ケヤキの枝振りや樹高を参照することが建築の設計の「正しい作法」になったりすることを思い起こしてもよい)。件の日本橋問題にも、有用な補助線を引いてくれる視点だと思う。

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