ざわめきマップ
リンク元を辿って見つけたウェブログのコメント欄にあったURLで、もしかしてフライング紹介かもしれないんだが、
terrane.beta.01
付箋がかわいい。それぞれの付箋に記された情報が多くて、地図上のリンク集というような趣。
こちらは、少し前に公開された、本江さんらによる、「Urban landscape search engine(ULSE)の地区版」:
バーチャル卸町ブログ
どちらも、建物の形や配置がわかるくらいのスケールの街区地図を使っている。
ULSEはどちらかというと検索対象になるくらいの情報の集積に重心がかかっているために、地図のスケールが大きいのだが(それだけになんとも独特なざらざら感があってそれはそれで好きなんだけど)、個人と集団の中間くらいの「ざわめき」の「リアルタイムさ」を楽しむには、「丸の内」「卸町」「渋谷」くらいの範囲と縮尺が、地図の解像度的に焦点が合っていると思う。
この「ざわざわした感じ」(ULSEがアクティビティと呼んでるもの。たぶん)は、地図に載っていないものである。こうした「場所ブックマーキング」は、「ざわざわ」を地図的なものに少し近づけてみる(マッピングしてみる)ことで、これがじつは街の主要コンテンツなのだ、ということを思い起こさせるものだ。
僕はどっちかというと「ざわざわの下に静かに横たわっているもの」に関心が向いてるような気がする。これも普通、地図には載っていないもので、あぶり出す作業が楽しいもののひとつである。
■取り急ぎ追記:
と、ULSEの新しい試みが。
jm@foo: 動くULSE
おおお。「ざわざわ」してる。
時間も同期して、たとえば上映速度を調節できたら、各地で日が暮れて風景写真が夜景に変わってゆく様子とか、早回しで全国的に秋になってゆく様子が映し出されたりするかも(←素人外野が勝手に言うだけは簡単)。