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    <title>身辺メモ</title>
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    <updated>2008-07-24T01:50:18Z</updated>
    <subtitle>こちらは、石川初（いしかわはじめ）のweblogです。</subtitle>
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    <title>ライト・ストラクチュア（ボルネオ編）</title>
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    <published>2008-07-17T11:34:28Z</published>
    <updated>2008-07-24T01:50:18Z</updated>

    <summary>先週、マレーシアのコタ・キナバルという海沿いの街に出張した際に、プロジェクトの敷...</summary>
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        <![CDATA[先週、マレーシアのコタ・キナバルという海沿いの街に出張した際に、プロジェクトの敷地近くの水上集落を見学した。

これが、先述の大工仕事をもっとずっとプリミティブでワイルドにしたような、「野生の意匠」の権化みたいな風景だったのだ。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk5.jpg">

物干し台の原型、というにはいささかスケールと数量が桁外れだが、こうしてみると、「大工さんの物干し台」がじつに、アジアの風景に思える。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk9.jpg">

通路は幅1200くらいのボードウォークである。これが路地みたいに家々の間を縫って続いている。というか、順番から言うとボードウォークがまず伸びて、それ沿いに家が建てられるらしい。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk0.jpg">

柱が不安なくらい細くてかっこいい。柱や梁はだいたいウリン材であって、この細さ。地元の木がハードウッドなのだ（ウリンの産地なんだから当然だが）。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk8.jpg">

家々の軒が深くて勾配が浅くて、何気に窓がジャロジーだったりする。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk6.jpg">
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk7.jpg">

ちょうど引き潮だったようで、ボードウォークの下に砂の広場が出現していて、子供たちがたくさん遊んでいた。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk4.jpg">

電気も水道もちゃんと引いてあるし、それぞれの家にはテレビの衛星アンテナがついていて、けっこう豊かな生活をしているように見えた。でも、排出系インフラの整備が駄目なようで、陸に近い箇所にはゴミが打ち寄せられていてすごいことに。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk1.jpg">
汚水の配管もなかった。たぶん、そのまんま海に直放流なんだろう。

住民の人たちは非常に気さくでフレンドリーで、村に踏み込む際に勝手に予想したような警戒や敵意をぜんぜん感じなかった。田舎だからかもしれないが。特に子供たちの生き生きとした様子が感動的で、むろん、こちらは旅行者的に身勝手な立場ではあるのだが、なんかこう、心が洗われるような気持ちがした。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk2.jpg">

自分が構えたカメラのファインダーがそのまんま、リアルタイムで「ナショナル・ジオグラフィック」みたいだった。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk3.jpg">

この村の空撮：
<iframe width="425" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&amp;t=k&amp;s=AARTsJqzARj-Z8VnW5pkPMLMmZbqrJcYpw&amp;ll=5.957174,116.053069&amp;spn=0.00747,0.00912&amp;z=16&amp;output=embed"></iframe><br /><small><a href="http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&amp;t=k&amp;ll=5.957174,116.053069&amp;spn=0.00747,0.00912&amp;z=16&amp;source=embed" style="color:#0000FF;text-align:left">大きな地図で見る</a></small>
陸地側の中央付近にモスクがあるのが見える。モスクは、周囲の区画と無関係にメッカの方角を向いているので、街路に対して振れた角度をしているため、一目でそれとわかる。


あと、これは水上集落と関係ないけど、敷地の近くに完成したばかりのオフィスビルの地下駐車場。まだ車が全然入っていないので、なんとも非現実的な光景だった。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/kk00.jpg">
ちょっと、大山さんの写真を思わせる。]]>
        
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    <title>ライト・ストラクチュア（日本編）</title>
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    <published>2008-07-17T11:30:57Z</published>
    <updated>2008-07-17T11:33:59Z</updated>

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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://fieldsmith.net/bslog/">
        <![CDATA[通勤の途上、電車内で余白のないスケジュール手帳を眺めていると、あまりのことにこのまま目的駅で降りずに乗り続けて行方不明になってしまいたい抑えがたい衝動さえ覚える昨今、それでも週末は必ず仕事を休むようにして、裏庭にデッキや雨よけ屋根なぞを自作しつつあり、そのためもあって、最近、街を歩くごとに他人様の家々のデッキやカーポートや物干し場の造作が気になる。

そういう目で眺めると、こうした住宅の「外付け」施設には、住宅本体以上にその家の住み手の事情が反映されていたりして、そのバラエティが興味深い。

僕が好きなのは、こういう簡素な木造に波板を乗せた、シンプルなやつである。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh06.jpg">

これは、柱が鉄で屋根だけ木の混構造。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh13.jpg">

これはぜんぶ鉄だが、この細い片持ちが素敵。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh07.jpg">

これも構造はハイブリッド。接合部の仕口がよい。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh16.jpg">

これは、柱の細さと、梁の飛ばし加減が印象的。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh15.jpg">

これは、僕の通勤路上で最も気に入っているもの。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh08.jpg">

反対側から。接合のディテールといい、材の太細のメリハリといい、全体のプロポーションといい、ペンキの白さといい、もう見とれてしまう。材料の大きさの単位が尺寸だからだろうが、寸法のありかたが身体的で、なんともセクシーである。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh09.jpg">
また、屋根の上にまともに乗っている、絵に描いたみたいな「物干し」なのが素晴らしい。最近の住宅はほとんど総２階だから、こういうのは望むべくもない（我が家も同様だ）。

これはぜんぶ鉄で、柱が通ってなくて、柱自体が筋交いみたいなことになっている。駐車スペースの確保のためだと思われる。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh12.jpg">

これはアルミの、おそらく既製品のキットである。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh01.jpg">

見ると、アルミの既製品にも意匠の歴史があることがわかる。古いものほど、様子が木造に似ている。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh03.jpg">

それが、新しくなるにつれて、アルミやポリカの物性を生かした形態になってくる。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh04.jpg">

たぶん、当初、アルミの部材は木の代替品として出てきたのだろう。それが、次第に「素材に素直な」合理的な作られ方になってきたのだろう。カーポートのモダニズム。最近のものほど部品の点数も少なそうだし。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/monohosh05.jpg">

一方、たとえば「カーポート　木製」などと画像検索すると、２ｘ４材を使いまくった、ウッディで極太の構造物がぞろぞろと出てくる。これら、「アルミ＋ポリカ既製品」と「ウッディ極太」が、たぶん僕らが今日最も目にすることが多い「住宅の外付け施設」の姿である。

あの、屋根の上の白い物干し台のような、「建築家なしの建築のプロ」とでもいうべき、「大工さんの仕事」はどこへ行っちゃったのだろうか。なんか、アルミ成型の工場と、エクステリア屋とが、大工さんをリプレースしちゃったような感じである。

と、実はここまでは次の記事への長い前振りなのだった。]]>
        
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    <title>大スケールの冗談</title>
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    <published>2008-05-28T16:43:35Z</published>
    <updated>2008-05-28T16:50:13Z</updated>

    <summary>だったらしい。やはりというべきか。 GPSによる「世界最大の一筆描き」は壮大な嘘...</summary>
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        <![CDATA[だったらしい。やはりというべきか。

<a href="http://wiredvision.jp/news/200805/2008052821.html">GPSによる「世界最大の一筆描き」は壮大な嘘</a>

この、ひげ面スウェディッシュ！
<a href="http://gpsdrawing.com">ジェレミー・ウッドさん</a>に手をついて謝れ！
（それと俺と。）

・・・でも、つかのま、ちょっと壮大な気分には浸ったのでその点は許す。]]>
        
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    <title>水門のエコロジー</title>
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    <published>2008-05-20T02:53:43Z</published>
    <updated>2008-05-20T03:00:57Z</updated>

    <summary>佐藤さんがマイマップを公開されている。 Das Otterhaus:東京水門ma...</summary>
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        <![CDATA[佐藤さんがマイマップを公開されている。
<a href="http://blog.kohan-studio.com/archives/51373777.html" target="_blank">Das Otterhaus:東京水門map（beta）</a>
<a href="http://blog.kohan-studio.com/archives/51379768.html" target="_blank">Das Otterhaus:埼玉水門map（beta）</a>
これは面白い。水門のように「夥しくある」施設は、分布図にし甲斐がある。

「マイマップ」でプロットされているポイントのデータは、Google mapの画面の右上のほうにある、「Google Earthで表示」というメニューで、KMLファイルとして書き出すことができる。そのまんまGoogle Earthで表示しても興味深いが、
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/fge.jpg">

このKMLファイルを、
<a href="http://www.gpsvisualizer.com/convert" target="_blank">GPS Visualizer: Convert GPS files to plain text or GPX</a>
でGPXに変換すると、Kashmir3Dで表示することが可能になる。
ただ、このオンライン変換ツールだと、それぞれのポイントの名称がすべて文字化けしてしまうのが惜しいのだが。

50ｍメッシュ標高データ＋東京埼玉水門。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/fg1.jpg">

同じく50ｍメッシュ。首都圏周辺の拡大。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/fg2.jpg">
河川の地形に沿って線状に分布しているのは施設の機能上当然だが、特に周囲よりもぐっと低い「低地」を包囲するような並び方をしていることがわかる。

５ｍメッシュ標高データ。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/fg3.jpg">
河川の合流点や分岐点に集中していることが見て取れる。道路における信号機の分布みたいである。
そういえば、その機能というか「対象の制御のしかた」において、信号機と水門は似ている。

同じく５ｍメッシュ、都心の低地部分。
<img src="http://fieldsmith.net/blogimages/fg4.jpg">
水門は「開閉を可能にした堤防の一部」であって、つまり、この地図上の赤い水門点を繋いだラインは、「水流の行き来ができない線」が建設されてあるわけだ。
多摩川の河口あたりから隅田川にかけての水門の分布が、近代の埋め立て以前の海岸線だったラインをキレイにトレースしているのが印象的である。]]>
        
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    <title>ドボサミへの誘い</title>
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    <published>2008-05-16T07:19:08Z</published>
    <updated>2008-06-26T00:55:37Z</updated>

    <summary>おお。水門が団地と工場とダムと鉄塔を招集している。 Das Otterhaus:...</summary>
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        <![CDATA[おお。水門が団地と工場とダムと鉄塔を招集している。
<a href="http://blog.kohan-studio.com/archives/51376503.html" target="_blank">Das Otterhaus:【課外講座】ドボク・サミット</a>

じゃなかった、佐藤さんが、いわゆる「錚々たる面々」に声をかけて、「リサーチ・エンタテインメント」の方法を探るシンポジウム。こうした土木鑑賞者の披露に、土木を担う専門家が並ばないという点が、じつは土木の土木たるゆえんでもある、という難問を土木は抱えている。これを「土木のアポリア」と呼ぼう。

じゃなくて、武蔵野美術大学のオープンキャンパスの一環として営まれる企画であるらしい。
<a href="http://www.musabi.com/ichiro/archives/2008/05/16_0356.php" target="_blank">ムサビ日記 -広報の手羽-: ドボクサミット開催</a>

やるじゃないか武蔵野美術大学。

これ記録してブックレットにしたら売れるんじゃないだろうか。
むろん、「ドボサミ」Ｔシャツもデザインされるでありましょう（予想）。

追記：

やはり記念Tシャツはデザインされた。

さらに、告知のロゴが異様にかっこいい件：
<a href="http://blog.livedoor.jp/sohsai/archives/51302091.html">「住宅都市整理公団」別棟：2008年6月15日 "ドボク・サミット"開催</a>
大相撲の番付みたいだ。]]>
        
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    <title>生活学会アスファルト仕上げ</title>
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    <published>2008-05-12T03:14:21Z</published>
    <updated>2008-07-05T11:47:56Z</updated>

    <summary>中谷礼仁・記録・2004-, Nakatani&apos;s Blography：満員御礼...</summary>
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        <category term="地表系" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<a href="http://www.acetate-ed.net/blog/nakatani.php?itemid=1042%22" target="_blank">中谷礼仁・記録・2004-, Nakatani's Blography：満員御礼・生活学会での瀝青会発表など・2008年5月10日</a>
 
いや、ほんとに満員だったのだ。椅子が足りなくなるくらい。それで、会場の前列には高名な先生方、残りの大部分を学生さんたちがぎっしりと埋めていて、僕は後藤先生と中谷さんに挟まれ、その隣に川添登先生。いやあ、怯んだぜほんと。中谷先生に時計をお借りしたにも関わらず、時間をキープしている余裕がなかった。あー冷や汗かいた。でも、会場に来てくれた調布市民、関東学院のデザスタキッズ、雨の中遠いところどうもありがとう。
 
・中谷さんの話はほんとうに面白かった。帰路、地図メカと、同世代に中谷氏を擁しているのはじつに僥倖だという意見で一致。
・あとで、和崎先生や中川先生はじめ、何人もの先生方に、面白いが、もっとちゃんと言語化せよ、とコメント頂いた。いやあの、努力いたします。
・川添先生は、シンポジウムのあとで次第にエンジンがかかったらしく、打ち上げの懇親会でのお話のほうが面白かった。惜しい。
・懇親会での菊竹先生と進士先生のバトルがなかなかスリリングであった。あろうことか、僕は進士先生の隣に座っていたのだが、ひたすら、頭を低くして耐衝撃姿勢をとっていた。。。]]>
        
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    <title>工場・ダム・鉄塔・水門</title>
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    <published>2008-05-08T13:01:54Z</published>
    <updated>2008-07-05T11:49:11Z</updated>

    <summary>ＢＳ熱中夜話　テーマ「巨大建造物鑑賞」 これの収録の末席に僕も座った。番組につい...</summary>
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        <category term="ヤバ景（やばい景観）" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://fieldsmith.net/bslog/">
        <![CDATA[<a href="http://www.nhk.or.jp/nettyu/2008/kyodai/index.html" target="_blank">ＢＳ熱中夜話　テーマ「巨大建造物鑑賞」</a>

これの収録の末席に僕も座った。番組についてはまあ、書き始めると長くなるのでまた後日。忘れないうちにメモしておきたいことを少し。

<li>水門的難問
収録の最後に、質問や意見を述べる機会があった。僕はその場で、「工場・生産施設や土木系構造物に共通する最大の魅力はリアリティだ」という話をしようと準備していたのだ。のだが、その直前に、佐藤さんが水門プレゼンの一環で出された「典型的水門タイプ」に含まれていたふたつの水門にいささか驚いて、手を上げるのをためらってしまった（あとで後悔した）。

<a href="http://blog.kohan-studio.com/archives/51350832.html" target="_blank">Das Otterhaus:やっちゃった系水門</a>
 <a href="http://www.city.kawasaki.jp/88/88bunka/home/top/stop/zukan/z0037.htm" target="_blank">川崎河港水門</a>

僕の知る限り、水門なんて「リアル」がそのまま物体化したような施設の典型である。ところが、昭和3年の日本では、地域のランドマークであり先端産業の象徴でもあるような施設（水門）を「誇る態度」として、「様式を装う」ことが正しい方法だったのだ。その後、いつしか水門は装飾の対象ではなくなり、長い間、武骨に機能に特化した「飾らない」施設であり続けた。近年、「景観」というような新規なコンセプトに晒されるようになるまでは。

「ひとまわり」して戻ってきたのか？水門。でも、昭和3年の「様式的装飾」と、近年の「景観配慮型」と、は、デコレーションの「動機」が異なっている。前者の装飾はいわば、水門を都市の「表の施設」に昇格せしめる手順である。「タキシードを着る」みたいなものだ。後者は逆に、わざとカジュアルなＴシャツに着替えるみたいに、巨大なエンジニアリングの尺度を隠して土木施設ではない何ものかに擬態しようとするものである。いや、必ずしも「擬態」までしていなくても、少なくとも「単に水門なだけ」よりも親しまれる様子であろうとして、景観や地域性の記号を帯びようとしている。つまり、飾らない土木的施設はそのままでは「親しまれない」と見なされている。

僕は、佐藤さんのいう「やっちゃった」系は、個人的にじつはけっこう好きである。でもそれは、土木構造物の「土木性」に心打たれる気持ちとはいささか異なる種類の喜悦のように思う。とはいえ、「水門のモダニズム」も、必ずしも（というか明らかに）水門が自覚的にモダンデザインを身にまとうつもりで構築されているわけではないわけで、その意味では、「供給側の意図と無関係な観賞」という態度は共通してはいるのだが。

あと、箇条メモ。
<li>テクノスケープの正当性の主張へのいささかの違和感。話が逆なように思うのだが。
<li>京浜工業地帯と京葉工業地帯のゾーニングの違いの解釈として「東京湾の変容」というのがあるんじゃないかという仮設。
<li>周囲を造成しまくって野暮な法面をいっぱい作らなくても最適な渓谷がたくさんあったころに作られたアーチダムが異様に美しいということ（帰路、電車の中で萩原さんに、この時期の家族連れお勧めダム観光コースをご教示いただいた）。
<li>それから、番組のフロアディレクターの、最後の「まだ話し足りない人は近くの居酒屋へでもどうぞ」っていうセリフはなんだ。長時間ご協力ありがとうございましたって丁寧にお礼するくらいできねーのかよ。まったく。

追記。

<a href="http://blog.livedoor.jp/sohsai/archives/51294812.html">総裁がけっこう厳しいことを書いている</a>が、そしてたしかに、僕も最初に出演したBS2の番組が「熱中時間」だったので、その待遇というか態度の差が余計に強く感じられたのかもしれない、という可能性はあるし、打ち上げはこれをぜんぶ録音しておきたかったくらい希有な機会ではあったので、その楽しさで怒りが半分くらい吹き飛んでしまった効果、というのもあり、とはいうものの、そのぶんを差し引いても実際、総裁の指摘は出演した私たちみんなの気持ちをそのまま代弁しているのだ、ということを記しておく（たとえば<a href="http://blog.livedoor.jp/dammania/archives/50549682.html" target="_blank">ダムマニア - BLOG:●中●話の収録をしてきたわけだが。</a>、<a href="http://d.hatena.ne.jp/dambiyori/20080506/1210078591" target="_blank">ダムが放流したって - 速報ダム日和</a>）。

あと、ついでだ。これはさすがに大人げないかと思って、上記の記事から消しちゃったことを追記してしまう：

・大山さんが「マイク回すんじゃなくて全員にピンマイク付けたほうがいいんじゃないですか」と（半分本気で）言ったのに対してFDが「もっと予算をもらえればやります（笑）」と言いやがった。予算がねーのは俺たちのせいじゃなくてそっちの都合だろ。マジメに視聴料払ってる俺に向かって言うな。

・最初でも最後でも、プロデューサーだかNHKの担当者だかが出てきてみんなにちゃんと挨拶くらいしろ失礼だなまったく。貸しスタジオじゃあるまいし、制作会社に客の対応まで丸投げするな。]]>
        
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    <title>From Housing Complexes with Love</title>
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    <published>2008-05-07T08:04:41Z</published>
    <updated>2008-05-07T08:11:20Z</updated>

    <summary>ここ1ヶ月、それなりに記録しておくべき諸々は様々にあったのだが、取り急ぎ： 大山...</summary>
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        <category term="悪い景観を守る会に向けて" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://fieldsmith.net/bslog/">
        <![CDATA[ここ1ヶ月、それなりに記録しておくべき諸々は様々にあったのだが、取り急ぎ：

<a href="http://pingmag.jp/J/2008/05/05/housing-complex/">大山顕：団地より愛を込めて&#133;</a>
さすがPingMag。さらりと何気なくも、ポイントを付いたインタビュー。

英語版：
<a href="http://pingmag.jp/2008/05/05/housing-complex/">Ken Oyama: From Housing Complexes with Love</a>
雰囲気を保持した英訳が上手。ただ、インタビュアーが大山さんに「ケン、」と呼びかけていたりし、そのへんのニュアンスが変わるのが面白い（これを日本語に逆訳すると、やけに馴れ馴れしい感じになる）。「ケン」はしかし、そのまま英語の名前で通用するんだよな。こうしてみると。

記事に寄せられている海外からのコメントが面白い。
「I love the first picture, but I really don&#8217;t know why..」]]>
        
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    <title>「共通白地図データ」</title>
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    <published>2008-04-04T05:36:45Z</published>
    <updated>2008-04-23T13:39:48Z</updated>

    <summary>メモ。 「基盤地図情報」のインターネットによる提供を、4月1日から開始します。　...</summary>
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        <![CDATA[メモ。
<blockquote cite="http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2008/0326.html" title="すべての位置の基準となる地図情報を提供開始"><p>「基盤地図情報」のインターネットによる提供を、4月1日から開始します。<br /><br />　基盤地図情報とは、昨年8月に施行された「地理空間情報活用推進基本法」第2条第3項の規定に基づく「地理空間情報の位置を定めるための基準」となる地図情報で、地理情報システム（GIS）の共通白地図データとしても使えるものです。</p><cite>via: <a href="http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2008/0326.html" target="_blank">すべての位置の基準となる地図情報を提供開始</a></cite></blockquote>
ほほう。
カシミールでオンライン閲覧対応しないかしら。。。

追記：

<h1><a href="http://www.kashmir3d.com/kash/kashnews.html#881">杉本さんすばらしい！（感涙）</a></h1>]]>
        
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    <title>dayz without smoke</title>
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    <published>2008-04-03T09:21:28Z</published>
    <updated>2008-04-03T09:26:25Z</updated>

    <summary>崖線雑木林生態系的に、季節はいよいよ「新芽」から「新緑」へとシフトしつつあり、そ...</summary>
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        崖線雑木林生態系的に、季節はいよいよ「新芽」から「新緑」へとシフトしつつあり、それにつれて週末大工的熱意が外部へ向きつつある昨今。

タバコを日常的に吸わなくなってから、かれこれ1ヶ月半である（まだ、『やめた』と書くにはためらいがある）。記すべききっかけは特にないのだが、これから体力的にも下り坂な年齢に差しかかってはあるし、この20年間、本気でやめようとしたことが一度もなかったことでもあるし、数年前にやめたという知人が、ニコレットを使えば簡単だというし、ちょうど風邪をひいていてタバコがうまくなかった朝、ふとやめてみようと思い立ったのだ。

はじめてみると、ぜんぜん簡単ではなかった。でも、ニコレットはたしかに有効だった。喫煙に依存するしかたにはおそらく個人差があって、さまざまな中毒のありかたがあるだろうが、僕の場合はほとんど純粋にニコチンへの薬物依存であったということがわかった。いまでも1日に2個くらいニコレットを噛んでいるので、ニコチンから完全に離脱したわけではないが（ニコレットが禁止されたら僕は間違いなく路上でヤミ買いする）、それでも「喫煙」をしなくなってからの身体的な変化は驚くほどのものがある。

僕は、20歳の誕生日が過ぎてすぐくらいにタバコを吸い始め、それからほとんど1日も休まずに20本強／日のペースで喫煙してきた、タバコを吸っていない自分の日常をうまく思い描けないほどのパワー・スモーカーであって、非・喫煙生活というのは久しぶりに味わう「未知のゾーン」なのだった。この歳になってこういう、何かがトータルに未体験な日々を送るというのはなかなか新鮮である。以下、記憶が鮮明なうちにメモ。

・最初の3日間くらいはほんとうに大変である。ニコレットで摂取できるニコチンなんか限りがある。気化させて肺から吸収するという摂取方法は相当効率がいいらしく、それに比べるとニコチンガムから入ってくるニコチンの細さと遅さは実にまだるっこしい。そのため、これに慣れるまではもう、我慢するしかない。これがキツい。

・吸わない人にはまったく実感できないと思うが（なので、そのつらさをシェアできる人がとても限られる）、海外旅行などで機上で長時間禁煙させられたあと、現地の空港へ着いてから、まだ入国手続きを通過しないと喫煙場所がない、というような状況のとき、体がニコチン切れを思い出したかのように俄に禁断症状を呈し始めてほとんど眩暈がし、うわー煙草吸いてえ、となる、あの感じが一日中続いているような感じ。

・特に初日は集中力も思考力もゼロになる。だから、最初の数日を休日にかけないと、勤め人の場合は周囲にかなり迷惑をかけることになる。いや、本当に、かなりひどい思いをする。あれを再び体験したくないので、もう吸いたくないと思うほどだ。検索すると、煙草をやめた人が開設している「禁煙の勧め」みたいなblogがいくつもヒットするが、僕はとても、他人にこんなことをお勧めする気にならない。まじで。

・「やめると、味覚や嗅覚が敏感になる」と言われるが、これは本当である。変化はすぐに現れる。インスタントコーヒーからもコーヒー豆の匂いがするし、クリスタルガイザーとボルビックとエビアンの違いが分かる。３日目くらいに自覚し（最初の2日はそんなことに注意が行く余裕がない）、数週間くらい続く。その後は体が慣れちゃうのか、それほどビビッドな入力を自覚しなくなる。

・「やめると、血行がよくなる」と言われるが、これもびっくりするほど本当である。最初の数日、鼻の中や口の中がやけに乾いてヒリヒリする。話によると、急に煙害が途絶えたために、鼻腔や口腔がほっとして「休んじゃう」ためらしい。そのあと、顔や手足がなんとなく火照ってくる。軽い風呂上がりのような案配である。全身の肌がやけにツルツルするようになり、歯茎や唇や舌がピンク色になる。

・呼吸器系の変化は劇的である。声が掠れたり痰が絡んだり熱いものを食べようとして咳き込んだり歯磨きの際に軽く嘔吐感がしたり、というのが喫煙のせいだった、ということがわかった。

・「やめると、太る」というのも僕にとっても本当だった。体重にして3キロ太った。なにしろ食う。これもタバコをやめた対価であると思って、食欲を制限せずに野放しにしているので、たぶん、以前の1.5倍くらい食っていると思う。しかも、何を食っても驚くほどうまいのだ。これが。

・僕の場合は少なくとも現在のところ、他人の煙が嫌になったりはしない。目の前で吸われると吸いたくなる、ということもない。つまり、食事や飲み会で同席者が喫煙してもなぜか平気である。しかも、タバコの匂いがかぐわしい。自分が吸わないくせに、喫煙車に行きたくなる。

・体調の変化もさることながら、タバコの心配をせずに済むようになったのは嬉しい。昨今、喫煙には気を遣う。喫煙場所を気にしたり、タバコ売り場を探したり、手持ちのパックの残量を気にしたりせずにいられるのは楽ちんだ。

・一方、仕事でもなんでも、「区切り」がつかなくなった。いつのまにかだらだらと作業していて、気がつくとぐったり疲れている、ということがよくある。考えてみたら、学生のうちに吸い始めたので、「喫煙していない社会人」という生活を経験したことがないのだ。まあそのうちに慣れるだろうが。

・自分でも理不尽で身勝手で屈折しているとは思うが、なんか、タバコを吸ったことがない人がタバコの害について喧伝しているのを見聞きするとなぜか腹立たしく思ってしまう。「喫煙は緩慢な自殺である」というが、そんなこと言うのなら「生存は緩慢な自殺」である。僕には、隣でタバコを吸われるよりも、似合わない香水や酔っ払いやしつけのなっていない電車内のガキどものほうが迷惑である。

そいういうわけで、いつか再開するかもしれないが、さしあたっていまのところ、自分のこの振る舞いがやや面白くなりつつあって、続いている。そのうちに何か、別な化学物質に依存するようになるかもしれないが。アルコールにはひどく弱いので、ありそうなのはカフェインかな。いや、カフェインはすでに中毒だな。考えてみたら。
        
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    <title>まっすぐ海へ行く</title>
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    <published>2008-03-27T09:02:27Z</published>
    <updated>2008-03-27T09:13:51Z</updated>

    <summary>僕が勝手にライバル視しているDPZなのだが、 @nifty：デイリーポータルZ：...</summary>
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        <![CDATA[僕が勝手にライバル視しているDPZなのだが、

<a href="http://portal.nifty.com/2008/03/27/c/index.htm">@nifty：デイリーポータルZ：まっすぐ海へ行く</a>

これは久しぶりにやられた。すばらしい。

ああ、できれば思いつきたかった。

地図上の位置の表示を同時に見たい。画面の横にキープランみたいに置きたい。

これ、応用編で、地下鉄の軌道の上の風景をコマ撮りしておいて、地下鉄の運行速度にシンクロした動画に編集して、地下鉄に乗りながらその動画を「潜望鏡」みたいに観賞する、っていうのもあるな。]]>
        
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    <title>エディトリアル田町</title>
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    <published>2008-03-25T10:59:46Z</published>
    <updated>2008-03-25T11:00:30Z</updated>

    <summary>週明け。 建築学会の定期刊行物「建築雑誌」の編集委員会に出席すべく、建築会館へ。...</summary>
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        週明け。

建築学会の定期刊行物「建築雑誌」の編集委員会に出席すべく、建築会館へ。

ろくに発言もせずに座っているだけでぐったり消耗するくらい濃密な、長い会議であった。興味深くも刺激的な人々とまた多くお会いした。

造園学会誌も手伝っていない僕がどうしてまた建築学会の雑誌なんぞを手伝う羽目になったのかは、まあ深く突っ込まないでくれ。
        
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    <title>インダストリアル千葉</title>
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    <published>2008-03-25T10:58:22Z</published>
    <updated>2008-03-25T10:58:59Z</updated>

    <summary>22日（土）。 千葉県からの委託による「大学と連携した魅力ある観光地づくり推進事...</summary>
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        22日（土）。
千葉県からの委託による「大学と連携した魅力ある観光地づくり推進事業」のひとつで、京葉臨海コンビナートの工場景観の観光資源としての可能性を探るプロジェクト、「テクノ・ツーリズム・プロジェクト」の報告会／シンポジウムに、ゲストコメンテーターとして呼んで頂いて出席。呼んで下さったのは八馬先生で、もうひとり呼ばれたコメンテーターは大山さんであった。

うららかに晴れた土曜日。僕は千葉への時間距離を見くびって、予定よりも25分も遅く着いてしまった（シンポジウムには遅刻しなかったが、事前打ち合わせをしくじった）。千葉大の最寄り、西千葉駅までは、新宿から総武線で1時間と少しかかる。これは遠い。新宿から中央線で同じ時間、西へ向かえば青梅に着いちゃう。品川から京急で行けば横須賀中央だ。いや、頭では地図的には理解しているつもりだったんだけど、千葉県のなかの地理に疎いものだから、「江戸川越えたら千葉じゃんか」と、千葉「県」の大きさをついナメてしまうのだ。市川からさらに30分以上も奥へ行かないと千葉シティにたどり着けないなんて思わないものだから。
 
 シンポジウム自体は、予想を遥かに上回って非常に楽しいものだった。半年間、参加した学生は中国からの留学生も含めて16人。京葉の現役の工業景観が観光の対象となりうるか、という調査、分析と、観光プログラムや観光地づくりの提案まで含めたプレゼンテーションのあと、小1時間のディスカッション。さすがに、リサーチも提案も駆け足というか、底の浅さは否めないものではあったものの、参加メンバーの熱意と、何よりも「工場景観に惚れちゃった」雰囲気の横溢に心打たれた。単位に関係ないワーキングだったにも関わらず、半年でこんな報告をまとめたガッツは素晴らしい。ラ系の学生に声をかけて、聴衆として参加させればよかった。失敗した。スコキノシタ先生も呼べばよかった。参加学生の何人かは、このまんまそれぞれの担当項目を卒論にしたり修論にしたりする（した）そうだが、この委託プロジェクトで終わらせずに、ぜひ、何かの形で継続してほしい。「テクノツーリズムの研究なら京葉臨海コンビナートのある千葉の千葉大」なんてのはかっこいいぞ。
 
・その場でも言ったが、リサーチで「京葉コンビナート独自の特徴」のような分析が浅かったのが残念であった。これの冴えが、そのあとの「提案」の冴えを左右する。提案対象の性格上、何かをリセットして建設しなおすのではなく、「すでにあるものを新しいやり方で使い倒す」提案が望ましく、そのためには既存の土地のキャラや要素の発掘・発見（読み替えもふくめて）が重要だ。
 
 ・大山さんも何度か述べていたけれども、ある対象物の「観光」をいきなりビジネスに乗せるのはなかなか困難だろう。この土地の地域性を再発見することで、時間をかけて、住民のいわば「千葉愛」に寄与する、というくらいの長大で緩い目的でもいいんじゃないだろうか。

公開シンポジウムであったため、スポンサーの千葉県観光課の方や、指導教官の先生方のほか、学生や一般市民が詰めかけていて、会場は満席状態だった。が、「一般市民」には、工場萌え男、恋する水門家、住み団長、壁クイーンをはじめ、スリバチ散歩の常連たちまで、ドエン系がごっそり集合していた。こんな、「工場観賞」にうるさい聴衆を前に、よく発表したな。千葉大キッズ。よくやった。
        
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    <title>ブルーミング調布</title>
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    <published>2008-03-25T10:56:38Z</published>
    <updated>2008-03-25T10:57:30Z</updated>

    <summary>ついに深大寺元町・城山にも本格的に春の訪れであって、お春うございます＞各方面。 ...</summary>
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        ついに深大寺元町・城山にも本格的に春の訪れであって、お春うございます＞各方面。

球根はどれもすべて順調に芽出し、スノードロップとクロッカスとハナニラは咲き、ヘレボラスが次々に咲き、ホスタが葉を出し、タガネソウが地味な花を咲かせ、庭の先、崖線へ続く空き地では雑木林の予感が濃く、自然に実生した、2年もののイヌシデの幼木や、僕が移植したコナラの幼木が芽を吹き、コナラの新芽はイッチョマエにコナラの葉の形をしていて可愛らしく、蒔きまくったシラカシやクヌギのドングリがいくつも発芽している、そういった春分の日周辺。

ここ半年の懸案事項であった、2X4材と構造合板を木ねじで貼り合わせた、キッチン周りの「素人制作ローコスト週末大工造作家具」製作の第１期が終了。第２期ではこれの食器棚部分に開き戸を付ける予定。あと、洗面所周り、特に、勢いで買い替えたドラム洗濯機の周辺をなんとかせねばならぬ。というわけで、デッキを含む外部空間にいまだ着手できずにいる。春になっちゃったというのに。

        
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    <title>無理が通ってドボク出っ張る</title>
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    <published>2008-03-11T11:40:12Z</published>
    <updated>2008-03-12T01:04:25Z</updated>

    <summary>現在発売中の「AXIS」の特集が「土木の真髄」。 「篠原先生と内藤先生の巻頭対談...</summary>
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        <![CDATA[現在発売中の「AXIS」の特集が「土木の真髄」。
「篠原先生と内藤先生の巻頭対談」みたいな、いかにもありそうな「土木デザインの現在」になっていないのがよい。
とはいえ、どうしてこの文脈で熊本アートポリスが引き合いに出されて伊東豊雄氏がインタビューを受けているのかわからん。AXISのノリなのか。ちょっと何というか、惜しい感じもしてしまう特集なのだった。

でも、御代田さんの登場は嬉しい。御代田さんは、土木は好むと好まざるとに関わらず都市の風景に大きく関与してしまうものであり、でもその「評価」は時代につれて変化する相対的なものだったりし、しかしだからこそ、本当は土木構造物のデザインには時代を超える「思想」が必要なのだ、という。

「トーキョー・ドボク・ソサイエティ」（←誰なんだ）は、私たちは実は土木にびっしり囲まれて生きているが、それが当然であるために土木を意識して眺めることをしていない、私たちの都市生活を可能にしているこの基盤技術をもっと「意識化」しよう、という。

「土木は実は身近にあって、しかもその気で見ると面白い」という趣旨には全面的に賛同。
ただ、「土木の存在論」的には、話が逆なんじゃないか、という気はする。土木が先にあったわけではなく、都市的な事態を支えるために「土木」ができちゃったのである。

「土木が都市生活を支えている」というのは「結果の風景」である。むろん、一旦強固なシステムが立ち上がってしまったために、その後はそれを前提として物事が発達するという「相互関係」もある。たとえば、「車輌・道路系」が強固なために、その規格と構造に沿って新しい車輌や交通計画が進んでいく、というように。でも、高速道路網が用意された地域に東京が発達したわけではないし、堤防と水門があらかじめ建設されたところに河川水が流れたわけではない。土木の本質は「問題解決のエンジニアリング」である。そして、その「エンジニアード物体」がしばしば超寿命時間スケールに結像するのは、多くの場合、問題が集積したところに「一気にまとめて」解決が試みられるからである。そうしたエンジニアリングを私たちは「土木」と呼ぶ、というわけなのだ。

と、こんなことをことさらに考えるのは、先日の水門ツアーで佐藤さんに頂いた「水門ツアーガイドブック」（参加者プレミア、非売品）が手元にあるからである。間近に目撃した、働く水門群の説得力というか存在感は、「要請に対する技術の素直さ」ではとても説明しきれない、「無理やりねじ伏せた」暴力の匂いを強烈に発してもいた。ドボク的センス（エンジニアリングのセンスというよりも、ドボクに深くエンタテインされる感性というか）は、それが可能にしている都市のありようを遡及的に解読するだけではなくて、それが巨大化・強固化することで無理やり辻褄を合わせた「非本来的架橋」とでもいうべき断絶の跳躍に眩暈を覚えることでもあるのではあるまいかと。

と、そう考えると、宮本佳明さんのいう、技術的な解像度が上がれば、もっと繊細な問題解決の設えが可能になって、新しい土木になりうるかもしれない、という話は興味深い。遍在するプチ・ドボクの風景。いや、そうした「ブリコラ場当たりエンジニアリング」はじつはそれこそいっぱいあって、僕らがそれをドボクに分類していないだけかもしれないけどな。

追記：
<blockquote cite="http://www.tokyodoboku.jp/profile/index.html" title="profile ｜ 東京土木"><p>Tokyo Doboku Society<br /><br />「土木の意識化」をテーマに活動する組織。日々の暮らしを支えている「土木」を意識することで、暮らす街、暮らす環境がより良いものへと変化することを広く伝えるため、ジャンルや媒体を越えたアプローチを行なう。 </p><a href="http://www.tokyodoboku.jp/profile/index.html" target="_blank">profile ｜ 東京土木</a></blockquote>
なんだ、御代田さんご本人であった。

<a href="http://d.hatena.ne.jp/hachim/20080303/p1" target="_blank">　土木発・ドボク再発見 - Future Description　‐何かからはみ出した、もうひとつの風景</a></blockquote>　経由にて。]]>
        
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