土曜日、子供らにせがまれて調布市の図書館・深大寺分館へ行ったら、「ちょうふとれたて 農産物直売マップ」(調布市産業振興室、2007.1)という冊子が置いてあるのを見つけた。
持ち歩いたせいで少し汚れているが、こういうもの。

現在、調布には309戸の農家があるそうだ。この冊子には、そうした農家が出している直売スタンドの場所をけっこう詳細な地図にプロットした地図と、それぞれの農家の連絡先、主な販売品目、休業日やシーズン、さらに「朝取り新鮮野菜!」とか「有機栽培!」といったセールスポイントが記されたリストが掲載されている。

これは何だか面白い。
というか、地元の市内で、何かが分布している様子を網羅した地図が手元にある場合、それは出かけていって全部見て回らないといけない。
地図は、市域を9つに分けていて、それぞれのページに場所が記載されている。まずは、自宅に近い「エリア4」と「エリア3」の13箇所を回ることにした。
自宅に最も近いスタンド。これはこのマップには載っていない。季節柄、販売品がなくてちょっと寂しい。

掲載スタンドで自宅に最も近いもの。いかにも深大寺北町らしい風景。

武蔵境通り沿いにあるスタンド。というか立派な売店。

観音開きのドアつきスタンド。農園のロゴつき。

見ると、監視カメラが。無銭持ち逃げへの警戒と警告なのだろう。ダミーかもしれないが。この、「野菜の無人売店」という牧歌的な施設と、「監視カメラ」の殺伐感のギャップが何ともいえない。

棚にはなぜか、聖母マリアの像。いかなるコンセプトなのか。田園/監視/慈悲。

建物にくっついたスタンド。これも「無掲載物件」。以前、このスタンドには「盗んだものを食卓に乗せるのですか!!」という張り紙があった。

このスタンドは、地図とは違う場所にあった。見ると、キャスターがついて、ワゴン状態になっている。もしかすると、移動無人野菜販売スタンドなのかもしれない。

これは神代植物公園の正門近くにあるスタンドで、切り花やサボテンを売っている。

ブドウ狩りのできるブドウ園。消防大学通り沿い。

深大寺東町。

門壁と一体になったスタンド。

これは、門から少し入ったところに設置されている。

深大寺南町の、中央高速沿い。ここは有人の売店で、ほとんど八百屋さんのような店構え。

佐須町の、晃華学園の傍。

佐須町四丁目。佐須街道沿い。

生け垣と一体にデザインされている。スタンドの屋根の素材が波板なのがちょっと惜しいが、これはキレイだ。

背景の屋敷林を含む全景。「調布農産物直売スタンド景観賞」を差し上げたい。

景観賞物件に敬意を表して、調査員1号がキャベツを購入。

本日のログ。

佐須街道沿いには、他に2つ、スタンドがあった。
みんな、正しくお金を払って、農家の直売モチベーションを高めましょうね>調布市民。
次回は、地元では有名な、調布ヶ丘の関森ファームを含むエリア5,6あたりを攻める予定。
それと、調布市生活文化部産業振興室は、グーグルマップにプロットしたものを市のウェブサイトに公開することを検討するように。