2012年9月15日

「ランドスケール・ブック」正誤表

ランドスケール・ブック ― 地上へのまなざし (現代建築家コンセプト・シリーズ)

お陰様で発売されました。ありがとうございます。
さて、早速、手にとって呼んで頂いた方々からいくつも、誤記や誤植などのご指摘を頂きつつあります。
あれほど直前まで編集部に詰めて見なおしたつもりだったのに、ミスがあるもので。
お詫び申し上げます。
読んだ下さった方で何か間違いに気づかれましたら、下のコメント欄やメールなどでお知らせ頂けましたら大変幸いです。

  • P19の図版1、麻布付近とありますが赤坂では・・・?というご指摘、たしかに、厳密には地形図の中央は麻布付近というより「虎ノ門」あたりです。港区麻布の「周辺」ということで。

  • P44の図版は本文と関連がないような。 ご指摘通り。最後に本文を修正したので、図版だけ浮いてしまいました。機会があれば本文に「帰宅マップは登山マップに似ている」旨、追記したいです。

  • P124のキャプションに謎の繰り返しが。 これも校正不足です。お詫びいたします。

  • p44、誤:小奥道 正:国道 これはキーボードの「打ち損じ」がそのまま残ったようです。

  • p24、誤:ジャンクション 正:インターチェンジ、という用語の間違いのご指摘を頂きました。これはうかつでした。大山さんの「ジャンクション」以来、ジャンクションをつい一般名詞みたいに使っちゃっていたけど、こういうのは正しく書かないと。反省。

  • 口絵の地図:左上の番号にだけ「p.」がついています。地図上の番号は本文の掲載ページを示していますが、地図上では「p.」はないはずで、これは誤植です。

  • 22ページ:本文中の図版の番号と図版が逆になっています。正しくは図版1が図版2、図版2が1です。

  • 83ページ上段:なんと80ページ上段の項目のテキストが間違って再度掲載されています。他人様の作品を紹介した項なのに何ということ。作者がアメリカの方で、英訳文が合っているのが不幸中の幸いです。申し訳ありません。どこで入れ変わっちゃったんだろ?

    以下が正しいテキストです:


    TripTropNYC。時間のマッピング
    Google Mapを移用したマッシュアッププログラムのひとつ、Triptrop NYC。現在地を入力すると、どこまでどのくらいの時間で到達するかを推測して地図上に表示する。
    連続的に変化する値のうち、等しい要素を同じ属性で表わして見せるマッピングを「地形図的表現」と呼ぶとしよう。天気図や気温分布図や東京アメッシュなどの雨量レーザーマップは、それぞれの現象の地形図的表現である。地形図は「地形の地形図的表現」である。平面の地図が載せることができる情報の次元は限られていて、要素の座標上の位置のほかには、せいぜいあと1、2種類の属性くらいしか表わせない。地形図的表現は、位置に対するもうひとつの次元の値をうまく表現し、直感的にその分布の意味を把握しやすい。地形図は段彩図にすると特にわかりやすくなる。Triptrop NYCが描くのは、ニューヨークを移動する際に費やす「時間の地形」である。時間地形は地下鉄や道路を尾根にしたツリー状のパターンを描く。まさに地形である。都市の交通網は排水経路のように、見えない地形を描いている。

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