先週の火曜日は、千葉大の実習の最終日。ゲストもお呼びして、発表と講評会を行った。
今年、担当した実習は前期の後半、週に1回3時間×7回分であった。終わってみるとじつにあっという間の7週間だった。これで、けっこう緊張しっぱなしだった。赤坂先生木下先生、ボランティアも含めてTAのみんな、お世話になりました。ありがとうございました。
成果品のクオリティについて、今回の到達点は僕にとっては驚くほど完成度の高いものが出てきたと思った(ほとんど感動的であった)のだが、それはまあ、それまでの過程をずっと見ていた目での評価であって、ゲスト講師の目にはぜんぜん違ったように映ったようだ。特に、70人という、隅々まで目の行き届かないような人数の集団に対して、7週間の最後に仕上がる「成果品」の内容と品質をどのあたりに設定して実習のプロセスを組み立てるかというのは、今後とも考えねばならない課題である。べつに言いっぱなしでやらせっぱなしでも誰にも責められないだろうが、なんか、こういうの、手抜きができないのだ。性格的に。
以下は反省。
なかなか「よい教師」になれない。学生の習得度を考えて、うまく段階的に内容を重ねてゆくというような「教える技術」に乏しいため、なんか、これは言っておかねばというような物事をとにかく詰め込んで喋ってしまう。おそらくレクチャーのほとんどは消化不良だったと思われる(最後の課題に、レクチャーで伝えたはずのことがほとんど応用されていなかった)。少なくとも「講義編」は、演習のコマで慌しく話すボリュームではなかった。もっとサブジェクトを絞るべきだった。申し訳ない。今後の改善課題にする。
千葉大園芸学部、予想していたよりもはるかに手ごたえのある優秀なキッズ群だと思ったが、絵に描いたみたいな「やる気のない学生」もいて驚いた。もしかすると、これまでの(というか、中学までの)「学校」の延長のように勘違いしているのかもしれないが、誰もお前にそこに座っててくれと頼んだわけじゃないし、僕だって非常勤だし何の義理もないからあえて構う気はない。今年は初年度だし、他の先生方の手前、うっかりそのままにしたが、何だかんだいってやっぱり神経に障ることもわかったので、来年からは、もし似たような学生がいたら退出してもらうことにする。こっちの資源だって有限なのだ。無駄に使ってられるか。帰っていいぞ。あと、まさかとは思うが、意匠系に進むんじゃねえぞ。と言うことにしよう。
園芸学部のキャンパスは良すぎる。最終課題は、対象地が、一種のくじ引きで当たるようにし、それぞれ、割り当てられた箇所を見に行って、帰ってきて「賞賛する」ことから始める、ということにした。「ダメなところを改良する」提案の課題よりも、不本意な場所をあてがわれて無理やり誉めさせられるほうが一生懸命に敷地の特徴を観察するんじゃないか、という思惑があったのだ。ところが、ワーキングの時間に赤坂先生や木下先生に案内頂いて少し歩き回ってみてつくづく実感したが、分厚い斜面林に囲まれて、農場と庭園の中にぽつぽつ建物があるという松戸キャンパスは、たいていの箇所はそのまま特に工夫もなく「ほめ得る」クオリティの環境なのだった(そして案の定、普通に手放しで既存環境を賞賛する報告がほとんどだった。まあそれはそれで『悪いこと』ではないが)。むしろ、「改良すべき劣悪な点」を探して報告せよ、という課題のほうがよかったかもしれない。事前リサーチが足りないのは僕だった。。。
夏休みが明けると、関東学院の演習に備えなくてはいけない。松戸が終わって、金沢八景通いへ。
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