2009年2月 4日

地には時間を。

Google Earth 5.0 (ベータ) の新機能
数十年分の歴史的イメージで見る世界の変化

世界の変化の歴史を、Google Earth で過去にタイムスリップして見ることができるようになりました。クリック 1 つで、ドーナツ化現象、氷床の融解、海岸浸食などを確認できます。

Google Earth

これは地図的に大きな変化だ。ことによると、建物の3D表示とか地形表現などよりもずっと、より根本的な変化かもしれない。この機能、見かけ上の派手さはそれほどないが、ボディブローみたいにじっくり「効いて」きて、空撮写真に対する意識を変えちゃうんじゃないかと思う。

マップに歴史軸が加わったのだから、歴史的なできごとと言って良い。建物が壊されたのが何年の何月で、新たな道路がいつ開通したのか。建築史的、都市史的な基本データは、今後これを参照すればよくなりそうだ。

建築浴のおすすめ Google Earth 5.0で時間旅行

倉方さんがおっしゃるような、地図に新しい「次元」が加わったという点もさることながら、「表示している最新の空撮写真もしょせん年表スライドバーの上のひとコマに過ぎない」という相対化を何気なくしているところが、じつは凄いと僕は思う(Googleがどこまで自覚しているかはともかく)。

ここ10年の都心の再開発、高層ビル建設も見物だが、埋立地の「地形の成長」も興味深い。

中央防波堤外側埋立地の成長。97年。

2002年。

2007年。


ここ10年の変化が激しいといえばこの都市だ。北京空港2003年。

北京空港2008年。


北京市内のスラムクリアランス、というか、古い住宅地の再開発の様子。
なにせ規模がすさまじい。2002年。

どろろーん。

ぱ!! 2008年。ニンジャかおまえは。北京。

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コメント

やるな・・・ペキン!

グーグルもやるなぁ・・・

これはすごいなあ。
でも「日本の民家」はあんまり変わっていないと確信を持って言える。

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