2008年1月 4日

年末年始月光メモ。

12月19日(木曜日)。
ある地域の、地域振興のためのブレインストーミング会議に出席。
未踏の地、というほどではないものの、ほとんど土地勘のない地域が対象であったので「地図を眺めて、こんな場所かも知れないという想像を勝手に膨らませてみました」というばかなプレゼンテーションをしたら、お前の担当としてはそれで面白い、という捩れた評価をもらい、年明けには現地を視察旅行することになった。旅程を作って提出しなければならないのだが、帰りに「るるぶ」でも買おう。

12月22日(土曜日)。
「地下&電飾ツアー」に参加。
仕事があふれ、間抜けにも土曜出勤してしまったので、前半の「地下」には間に合わず、日暮れ後の「電飾」だけご一緒した。
地下では、皆川スリバチ会長の「方位を身体的に感知する能力」が遺憾なく発揮されるのを観察できたそうで、行きたかった。残念。

大山総裁のご案内で見学した「浮かれ電飾地帯」はちょっとしたミモノであった。すこし引いて見れば、単に皮肉な笑いのタネというだけではなく、様々に論じうる対象であるだろうが、ひとつ、そこで思ったのは「環境への関与の手応え」のようなものだった。「電飾」は、景観に対するインパクトとして、電飾の「対行為効果」が非常に大きい、複数がまとまるとその質ががらりと変化する、あくまでも仮設である、年中行事として「季節物」である、近隣への配慮と自己顕示との拮抗がある、空間デザインのセンスがもろに顕出する、という特徴がある。面白そうなんだけど。

12月26日(水曜日)。
IT関係の、プロ向けのセミナーという、どう逆立ちしても僕の仕事や興味と重層しないジャンルからお声掛け(といっても、東風意匠計画の大川さんの差し金だったのだが)をもらい、下打ち合わせ。大川さんに久しぶりにお会いした。

12月28日(金曜日)。
東京ピクニッククラブ(TPC)のコアメンバーの忘年会。今年も、TPCはすでに様々な場所での活動がぎっしり予定されていて、主催のピクニシャンなんか、ピクニックを仕事にしないとスケジュールが消化できないんじゃないかと思うほどなのだが、それとは別に、なんと学位論文に着手したそうだ。リトリートであるはずのピクニックが忙しすぎて、本末転倒の「過ピク死」しないといいが。いや、原稿の締め切りぶっちぎって旅行に出かけたりしているらしいから大丈夫だなきっと。
帰路、終電に揺られつつ、僕の頭の中ではずーっと「Sweet Memories」が流れていた。なぜかというと、下記のYoutubeのビデオ参照。うそうそ。内輪受け失礼。

12月29日(土曜日)。
新宿滝沢の跡地にて、K下先生、T橋さんらと、造園学会誌掲載の論文の打ち合わせ。ネタはある。ということがわかったし、そんなネタを堂々と「学会誌」に載せるという面の皮の厚さも充分ある。不足しているのは時間とガッツだけだ。

年末年始は、自宅の掃除やら年賀状の仕上げやら球根の植え付けやら発芽した苗の移植やら、祖父母の家への年始やらで暮れて明ける。

差し当たって今月の「月光仕事」の宿題:
・ナカツ・不良講師先生にお呼ばれた、関東学院のゲスト講義の準備。
・調査旅行の旅程の作成。
・いつの間にか末席に加わることになった、プチ国際会議でのプレゼンの仕込みと準備。
・学会誌論文。
・10+1連載原稿。これは、これから題材を決めねばならん。どどど、どうしよう?(←ピグレット風に)

10+1(テン・プラス・ワン)といえば、年末に発売された49号(INAX出版、2007.01)、大山さんも紹介されていたが、BaLi(Bad-scape Lover's Institute、悪い景観を愛する学会)方面の人もぜひ。なぜなら、総裁の団地写真が見開きで掲載されているからである。というのは、10+1に大山さんを載せるために、今さら感のある「美しい景観」批判を僕が書いたのだ。僕の駄文はともかくも、パキパキの団地のモノクロ写真すばらしい。

田中純先生が、これまでの連載の「まとめ」に入っておられる。なんか、いよいよこの雑誌も終わりなのか、という感じがするな。
「日本の民家再訪」では、レーニン先生が、「建築」が壊れてなくなっても、一種のインフラである民家はしぶとく残る、という、ヤバい事例報告を書いている。

同号に、今井公太郎さん今村創平さん日埜直彦さん吉村靖孝さんらによる「東京オリンピック計画」が掲載されている。
これはちょっと、turn-onされたぞ。青山霊園には僕もチェックを入れていた。
都市計画・構想的な視点からの批判や、建築の意匠に既視感を覚えるという感想を聞いたりもしたのだが、話のきっかけとしてはなかなか、面白い題材なのではないかと、これは長くなりそうなのであらためてまた。


元旦、自宅の窓から、国分寺崖線の向こうに上ってくる初日の出を眺め、その後両親の家へ移動して、正月料理満杯でひっくり返っていると、長男(5歳)がどこからか百人一首を持ってきて、ねえスイセイショクブツやろうよー、という。
水生植物?なんだそりゃ?と、よく話を聞いてみると、カードひっくり返して、ふたつが合ったらもらえるやつ、という。

息子よ、それは「神経衰弱」だ。
なんだその、言語習得過程的に興味深い取り違えは。

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