映像の世紀。
先日、早稲田の講演会場で地図メカ・元永さんが、講演後の学生の質問に答えているときに話したこと:
正確な言い回しはうろ覚えだが、大意としては以下のようなものだった。
「みんな、とにかく写真を撮って残そう」
宮本常一は10万枚の写真を残した。その写真群は非常に貴重な記録になっている。でも、ネガフィルムに撮影して現像してと、当時の10万枚は累計するとすごいコストになったはずだ。現代は、昔とは比べ物にならないくらい、安いコストで映像記録が取れる時代なのだ。ケータイもデジカメも行き渡っていて、誰もが気軽に映像を残している。それはきっと、素晴らしい資源になる。使い方はあとでいくらでも考えられる。フリッカーにあげてもいいし自分のPCに保存してもいいし、とにかく現在をキャプチャーし続けよう。「さしあたって記録することが重要なのだ」。
クマガイさんのいう「ロガー」のスピリットだ。ここ数年で、記録媒体のコストもみるみる下がった。捨てるのは簡単だが、残すのも捨てるのと同じくらい簡単になった。そういえば僕も、いつの間にか「撮影の枚数を節約する」というクセが消えてしまった。そのかわり、あまり念入りに大事に撮影することが少なくなって、映像としての品質は下がったかもしれない。いや、そもそも個人の写真なんて、断片的でとりとめもなく、その場で見る限り何の意味も価値も感じられないものがほとんどだ。でも、じつはそれらは二度と得られない、取り換えのきかない「固有の場所と時間」の断面である。わが家には2人の幼児がいて、ああいう時間的変化の極端な存在と日々接していると、写真を撮る瞬間にいちいち、その瞬間の二度と戻らない時間性を感じてしまう。しばしば言われるようなことではあるけれども、地図メカが壇上から学生に向かって話しかけているのを聞いて僕はちょっと感動した。
というわけで、先週以来、GPS受信機を持ち歩いて、しばらく途絶えていた「普段の移動のトラックを記録する習慣」が再開した(僕の場合はむしろそっちなので)。GPSMap持ってると、電車でもバスでもタクシーでも、つい画面の地図を眺めてしまうので、毎日何かしらの発見もあったりして、なかなか楽しい。それにしても通勤途中で地下鉄に乗らないといけないのが残念だ。代々木上原か渋谷に自転車を置いておいて、そこから先はチャリ通勤したろうか?半分本気。


コメント
嗚呼、やはり魅力的な講演会だったんですね。当然。名言多発だったんですね当然。
写真。ホンキの時は一眼レフ、とりあえず記録の時はデジカメってな使い分けになってきました。集中力が違います。
そしてGPS。新しい土地でそろそろ0ポイントを探そうかなぁとか、カシミール3Dなんぞ眺めながら丁度考えていました。
書初めならづ、これでいこーかしら?
Posted by suga at 2007年12月16日 01:44
おお。そういう発想はなかった。俺も考えよう。描き初め。ネズミ描こう。ミッキーマウスにするか。
Posted by 石川初 at 2007年12月16日 20:41
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