2007年11月10日

只今原稿から逃避中。

先週の土曜日のことだったが、誕生日であった。くしくも、僕の誕生日ということはつまり、大山総裁の誕生日でもあり、あさみ編集長の誕生日でもあったのだった。おめでとうございました。>千葉・神戸方面。

誕生日に、知人(もと僕の社内チームのスタッフ)の結婚披露宴に呼ばれ、スピーチを要請され、そんな晴れがましくも堅苦しい席で「もと上司」なんていう社会的にオトナな立場でお祝いを述べるなんていう局面に怖気立ち、花嫁にお願いして、「新婦のもと勤め先の様子や、関わったプロジェクトをPowerPointで上映しながら紹介する」という「プレゼン」をさせてもらうことにした。ビジュアルがあれば大勢の前でもなんとか喋ることができるので。いやあ、大汗をかいた。ほんと。しかし僕の「スピーチ」は差し置いても、なんというか、出席者をして幸せな気持ちにさせるような、いい披露宴であった。
そうだ、本来、結婚「式」は、本人たちのためのものではなかったのだった。

木曜日。関東学院大のデザスタ2、中間発表会。

不良講師先生は途中で褒めるなとおっしゃったが、いやしかし、なかなか良くやっている。袋小路気味のグループもあったし、アイデアが冴えない割にプレゼンがシャープなグループもあったし、面白い発見をしたのにプレゼンがショボいグループもあったが、総じて、こちらの予想を上回る出来栄えになりつつあった。みんなそれなりに、街を歩き回って観察することに「没入」した気配が感じられた。途中でドロップアウトも可能な選択授業なのに、人数が減らないところも頼もしい。

少しでも「手応え」が感じられるとこっちもモチベーションが上がるので、ついいろんなことを言ってしまう。すべてのグループのクリティークが終わったら、外はとっくに暗かった。クラス終了後も、居残ったグループにフォローをしたりしているうちに、気がついたら午後8時。心身ともに消耗しきってよろめき帰宅。京急の中で居眠りし、スポンジや行き止まり道路や街のギャップの夢を見た。

2時間かけて(遠い)、自宅へたどり着いたら、いつもそんな時間には眠っているはずの長男がなぜか起きていて、パジャマのまま2階から降りてきて出迎えてくれた。あろうことか、息子が待っていた目的もデザインレビューであった。とほほ。頭痛をおさえつつ、床に散乱した紙粘土の「作品」の解説を聞く。「これがおスシで、これはおダンゴで、これはロールパンで・・・」

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