2007年11月 1日

利己的な遺伝子としてのドングリころころ作戦

国分寺崖線ではドングリが旬である。
夜、帰宅のおりに崖線の雑木林を抜けるたびに、パラ、パラ、とシラカシやスダジイやクヌギの実が落ちる音がする。
温泉「ゆかり」の手前から深大寺へ抜ける坂道なんか、街灯に光るドングリがびっしり落ちていて、うっかりすると踏みつけたドングリで自転車の前輪が滑ってハンドルを取られそうになるくらい、「ドングリ坂」なことになっている。
つい、ふと自転車をとめて、様子の良いやつを片手で握れるくらい拾ってしまう。
で、いくつかを子供らへの「お土産」に残し、残りをせっせと裏庭の先の空き地に蒔いている。毎晩のように。
浅い穴を掘って拾い集めてきたドングリを埋めたりしていると、なんかリスになった気分。
というか、勝手に公園の手前に雑木林を育成したいという欲望を抱えている僕の前にこれ見よがしにドングリを落としまくる、なんという巧妙な遺伝戦略なんだ。崖線のクヌギ-コナラ群集二次林。
そうだ、寒くなる前にスイセンの球根を植えないとなあ。

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コメント

ほら、そこにトトロが。
え?鏡の中・・・・

まっくろくろすけでておいで。

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