2007年10月30日

バイキンマン支持。

昨夜、帰宅したら、アンパンマンとかカレーパンマンとかメロンパンナとか、アンパンマンの「仲間たち」が自宅の前のアスファルト道路いっぱいにチョークで描かれていた。わが家の子供らを含む、ご近所のキッズの仕業らしい。

僕は、何度かテレビを横目で見たことがあるくらいで、それほど詳しいわけではないけれども、個人的に「バイキンマン」に好感を持っている。

おおむね、「世界に何らかの変化をもたらす」ために、新しい装置を発明したり、物事の再解釈をしたりというような「創意工夫」を「始める」のはバイキンマンである。しかもそれが、何か大きな野望に基づいているよりも、しばしば「ドキンちゃん」という、ややエキセントリックな峰不二子的キャラクターの理不尽な要求をうけて実行されるところもよい。

クリエイティブなバイキンマンに比べると、我らがヒーロー・アンパンマンはウルトラ・コンサバティブな存在である。じつに何も生み出さない。アンパンマンは基本的に、バイキンマンの試みを破壊して世界の現状を維持するだけが仕事である。何の提案も変化も創造もない。おまけになんだ、あの「善人顔」は。弱るとすぐにジャムおじさんから反則的な補充を受けたりするし。ずるいぞ。もっと葛藤しろ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://fieldsmith.net/mt/mt-tb.cgi/716

コメント

そっかー、アンパンマンは自民党だったんだ・・・

アンパンマン、日本の「変わらないことが良いこと」主義をめっちゃ反映してますね!気がつかなかった!!
不良講師さんの自民党にもうけました。

最近友人と、今後の日本の発展のためには、今のロンドンのように人の流入が必要なんじゃないか?という話をしたところデス。
ちなみに、日本のロンドン化には反対の、コンサバなわたし。島国根性が抜けません。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)