・クズどもへの接しかた
先々週。木曜日。
あるフリーペーパーの企画にて、フリックスタジオの高木さんが職場へ来られ、打ち合わせた。かつて「お蔵入り」にした、ばかなアイデアをいくつも披露しているうちに、久しぶりに地表系熱が出てきて、うーむ、そろそろまたどっかのDegree Confluenceへ行くとか、しないといけないような気分になった。
先週の連休明けの火曜日。
テレデザインに集合して、本年度の「デザインスタジオ2」の打ち合わせ。
木曜日。
田中さん、久原さんらが、tEnt(tEnt - new creation for calculation & motion -)として、展示会に出展するプロジェクトについて、相談に来られた(僕は別に何をしたわけではなく、デモを拝見して、好きなことを無駄に喋っただけ)。
金曜日。
事実上、世界(の少なくともある重要な側面)を牽引するギーク集団の一人は「情報が重層するプラットフォーム」だと言い、私たちグラウンディストは「世界への接近のツール」だと言う、地図全開の場に居合わせた。なんという思わせぶりな文でしょう。来月早々にあらためて掲示する予定。45億年で、まだベータ版?
週末。
連休が続いたために平日が圧縮され、溢れちゃった平日用業務を持ち帰る羽目になった。それほどせっぱ詰まった作業でもなかったので、週末大工はお休みにすることにし、持ち帰ったパソコンを広げてゆっくり仕事。していたのだが、この秋の風と日差しに我慢できなくなって、つい外へ出て、自宅外部の生態的撹乱を開始。
わが家の敷地は、ちょっとした空き地を挟んで、公園と接している。境界沿いに、クヌギ/コナラ系の、いかにも「雑木」という感じの木立がある。そのまま崖線へつながってゆく、良い感じの雑木林なのだが、公園の外周フェンスを手がかりに蔓植物が繁茂して、マント群落が形成されつつある。それはそれで「自然」であるし、地面にヒメムカシヨモギらの帰化植物たちがはびこっているのも「現代の里山」だし「都市の植生」ではある。と、引っ越してからしばらく、様子を眺めて考えていたのだが、やはり、思いきり人為的に介入して、見た目優先の都合の良い植生へ改造することに決めた。名付けて、「都市の『自然』は、牧歌的でノスタルジックな里山風景を良きものとして称揚する旧弊な『自然観』では発見できない、ただしNot In My Backyard」作戦。略称「深大寺NIMBY」。
方針:
・クズやヤブカラシは、場合によっては化学薬品を使ってでも根絶やしにする。鬱陶しいので。
・実生しているケヤキやコナラの苗は残し、アズマネザサなどの「薮」は刈り払って、わが家の視界から後退させる。
・いかにも帰化植物という様子の雑草(ヒメムカシヨモギ、アレチノギクなど)は除去。でもルドベキアの群落を作ったりする。
・ハナニラ、スイセンなどの球根を植える。クズ除去後、フェンスにはツルアジサイを絡ませてもよい。
・ススキ、チガヤなどの宿根草を導入。その手前には、トールフェスクなど、常緑の芝生の種を蒔く。
・雑木に混ぜて、モミジやサクラなどの幼苗を植えておいてもいいな。
うむ。抑制の効いた、いい「自然」になりそうだ。
編集部から10+1が届いた。忽那さんへのインタビューをネタにもらったため、1冊贈呈してほしい旨メールしたら、編集部からの返信に、次の締め切りのスケジュールがさりげなく書かれていて、これからしばらくこんなふうに、締め切りストレスにずっと晒された生活を送るのであろうか、と、今更のように愕然とした。。。
上記と関連した懸案事項がいくつか存在するのだが、今週は明日からジャカルタへ出張せねばならぬ。せらまっ・てぃんがーる。
追記:
懸案事項とは、
1.シンスケ(またはオルスケ)関連も巻き込んだ「圏外風景(旧・悪い景観)」の集いを、できれば次回の連載のネタとしても。
2.世界を牽引するギーク集団の一部をしても膝を乗り出さしめた「地図ナイト2」
3.東風山内さんとの間で持ち上がった「ランスケマップ」
などである。
いやむろん、瀝青会はお手伝いを続けます。>早稲田レーニンゼミ方面。