・「カントリー調」
週末素人木工プロジェクトは、屋内・屋外を含めて順調に遅々として楽しくもストレスフルに進行中であるのだが、周囲を見渡しても僕の近隣にはあまり真似したくなるような先行事例が見当たらないため、ことあるごとに書店に立ち寄って「参考図書」を探してみたりしている。
都心の大きな書店はまだしも、そのへんの書棚に並んでいる本のラインアップはどこへ行ってもほとんど同じだが、本の並べかたというか、グルーピングの仕方とその配置が書店によって少しずつ違う。
住宅系建築雑誌と、デザイナー住宅消費雑誌と、ハイセンス家具カタログ雑誌と、「なんちゃらスタイルで住む」不動産広告雑誌と、「すてき」系お部屋装飾生活情報雑誌と、「男の書斎」と、「スローライフ古民家藍染め有機野菜陶芸一家」と、アウトドア丸太小屋2X4系DIY雑誌との乖離と断絶(新スケープ的に書店に接近するなら、「GA HOUSES」と「素敵な部屋」は等価で並んでいる。でも、書店は「思わず」これを分けて別なコーナーに並べている)。
ことに、「カントリー調」という、無視できない「ジャンル」の文化人類学的意味について考える。あれはいったい。