「こちらで召し上がりますか?」「いや、持ち帰ります」
南の海とかリゾートホテルの一室とかは理解できる。しかしなんで線路。線路がアイドルの魅力を引き立たせるとは考えづらい。
「住宅都市整理公団」別棟:「なんで廃墟」とは
「なんで線路」との比較すると、グラマラスでセクシーなモデルに「なんで廃墟」グラビアが多く、スレンダーで妹系・癒し系アイドルに「なんで線路」グラビアが多いような気がします。
という大山総裁の観察に、
天啓のようにひらめいたのが、廃墟で襲われる/襲う構図の暗喩?
なるほど。そうかもしれないな。たしかに、線路が「移動中」な感じがする一方で、廃虚は「行き止まり」だ。「画」としての「掃きだめにツル効果」や、屋外で撮影しやすい、という実利点もさることながら、「廃虚の彼女」は、背徳的でセクシャルな「場面」なのかもしれない。サインとしては。
それに比べて「線路」は、「一緒に旅行しているときに撮った写真」みたいな雰囲気だ。
ほとんどのグラビアアイドルの写真集の、目的、というか「機能」は「写真集を広げたとき、そこに『この女の子と二人きりでプライベートな時間・空間を共有しているオレ』という仮想状況を立ち上げること」であるだろう。だから、背景としての「撮影環境」は、その女の子との「関係のありかた」を示しているんだろう。
そういう目で見ると、グラビアアイドルの写真集はまさに「線路系」と「廃虚系」のふたつに分けることができるような気がする。線路、道路、下町の路地、ビーチや高原などのリゾート地、アミューズメントパーク、というような背景は「一緒に旅行している/デートしている」スナップ写真なのだ。一方で、廃虚、ホテルの部屋、その女の子の部屋(もしくはそういう個人的生活空間を思わせる屋内)、なんていうのは「(それまでの経緯はともかく)セクシャルな意味で一緒にいる瞬間」のプライベート・ショットなのだ。
つまり、出版する側のマーケティングとして、グラビアアイドルを愛好する男の欲望は「連れ出す」か「連れ込む」であって、アイドルの「系」によってそれぞれの役回り(一緒に歩きたいか、連れ込みたいか)が振られる、というわけだ。。。(ほんとか?)


コメント
「合わせ技」事例も発見される予感がします。前半で線路、後半リゾートホテルとか温泉旅館。一粒で二度おいしい的な。ていうか現実の旅行は普通に「ビーチや高原などのリゾート地」→「宿泊」なわけですが。
つまりこの普通の流れをあえて分断するところにマーケティングの妙があるというわけですか。うーむ。よくわからん。
Posted by もとなが at 2007年5月17日 17:09
線路系は、ノスタルジーというか、田舎に残してきた妹や彼女に対するイメージなんじゃないかと思ってましたが。線路というのは、日常では立ち入る場所ではありませんが、なぜか一緒に彼女とかと歩いてみたいという願望があるんじゃないかと思います。
それに対して廃墟系は、いくつかのパターンがあるように思えます。一つ目は廃墟という治安の悪いところにキレイなおねいさんがいるきわどさ。そこには犯罪の香りが漂い、見るもののアドレナリンを分泌させ、高揚させる効果があると思われます。
もうひとつは、庭園の廃墟のように人工物は破壊されてその残骸をさらしながら、草花は生き生きとして美しさをあらわしているような、静と動のコントラストを描こうとしているものと言えるでしょうか。
ま、感心するのはそういうことに着目する視点ですな。
しかし、スレンダーでか弱げなモデルが廃墟にいるとちとヤバいシチュエーションだし、グラマラスなフェロモン垂れ流しのおねいさんが田舎の線路を歩いていても同窓会で里帰りしてきて浮いちゃった派手なねーちゃんにしか見えないというどこかステロタイプなイメージが浮いちゃうんですけどね。わけわからん。
Posted by 黒庭師 at 2007年5月17日 17:47
ああ、"お持ち帰り"と"お召し上がり"、"移動"と"行き止まり"、さすがにきれいにまとめられますね。
グラビアの機能について理解が甘かったので、関係のありかたを考えるに至りませんでした。
そう考えると、どこへもを連れて行ってくれない廃線と思しき線路は切ないです。
"両刀使い"は「連れ出す」でも「連れ込む」でもない第三極でしょうか、高根の花(違う気がする…)とか。
私にとって唐突感の踏み絵でした……。
Posted by mitu at 2007年5月17日 23:35
一般に「廃虚にはエロ本が落ちている」という経験則がありますが(あるのか?)、「廃虚の彼女」と言うのは、要するに「エロ本」のことなんではないでしょうか。
Posted by ぷら at 2007年5月18日 23:38
経験則:
・桜の木の下に死体が埋まってることは滅多にない
・終電近い京王線の下り各駅停車では、最後尾の車両に乗って、デザイン系/美容系学生風の若い女性が座る前に立っていれば、彼女らは東北沢で降りる(ので空いた席に座れる)。
・廃墟にはエロ本が落ちている。
・廃墟に落ちているエロ本はページがくっついている。
Posted by 石川初 at 2007年5月19日 12:35
すみません、もうひとつ。
「線路」を歩けば、いつかは規定のダイヤで走る列車(現実)に追われ、逃げまどい、ついにレールから降りることを余儀なくされますから、「彼女と線路を歩く」というのは、現実に邪魔されて「実らぬ恋」を暗示しているように思えます。
「実らぬ恋」と「廃虚のエロ本」。
アホな10代男子の妄想を掻き立てると言う意味では、これ以上のテーマはちょっと見当たらないんじゃないでしょうか。
Posted by ぷら at 2007年5月19日 12:42
「理論」は大事です。
Posted by スコどの at 2007年5月23日 12:49
なんか身辺メモ全体がタモ○倶楽部化している、ような気がしたのは、ボクだけでしょうか? それともそれが世の中の向かっている方向とか...
(でも楽しけりゃいいんですよ楽しけりゃ...)
ちゃちゃ入れて申し訳ありませんでした。
Posted by entee at 2007年5月23日 13:15
世の中が俺たちに追いついてきたのだ。
Posted by 石川初 at 2007年5月23日 13:17
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