2007年2月15日

常緑岸壁

コピーに「裏紙」を使うというアイデアがいまだに好きになれない。

コピー用紙節約して浮かせる経費なんか、裏のミスコピー面にいちいち赤ペンで×を書いたり、書類を見間違えたり見失ったり(だって、裏返しに置いてあると、別なドキュメントに見えるのだ。というか別な書類だし)、間違った面を社外にFAXしたりする可能性に神経質になったり、という馬鹿馬鹿しいストレスのために低下する生産性の量にくらべれば、微々たるものだ。

と思うので、僕は自分の不要書類は「裏紙コピー用箱」には決して入れずに、「古紙再生ボックス」に投入するようにしているが、紙のリサイクルを行わず、パルプから紙を作るようにするとエネルギー原単位は大幅に低減する。その上で、植林活動を行えば、排出が相殺されるため、ネットでの排出量はほとんど0になるだろう、というような記事に接すると、もういっそ単にゴミ箱に捨てたくなっちゃうな。炭素収支的にバランスが取れたうえで、伐採と植林をするなら、物質の循環という意味ではそのほうが健全なような気もするし。

K池くんに教えてもらった、「緑化」の図。雲南省の営林局の仕事だそうだ。すげー。

これを思い出した。ちょっと規模が違うけど。

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コメント

「緑化」の図。こりゃすげーです。
プールの底の青色を、つい思い出しました。

もう少し彩度と明度を落として渋い緑色にすれば良かったのに。

たしかにプールの底みたいだ。
色彩のセンスの問題だったのか。そうか。

はげしく同意です。<裏紙コピー。
会社の方針らしいし、紙がもったいないという理屈にも抗いにくいので、しぶしぶ受け入れてますが、どうにも気持ち悪い。

チェック用に「とりあえずプリントアウト」というのが増えているような気がするので、チェックして後輩に渡す、とかいうものは裏紙を使うようにしていますが、自分の手元に残るものは裏紙使用を自主規制しています(笑

ところで、センスの問題に落とし込んでいいんですか>「緑化」の図

ところで、センスの問題に落とし込んでいいんですか>「緑化」の図

あらため

ところで、「色彩の」センスの問題に落とし込んでいいんですか>「緑化」の図

ってことで(笑

てっきり「ほら、ここ緑化するとこんな感じになりますから・・・」という、着色写真(まあCGか?)かと思ったよ。
「目立たなくする」なら「植物に見せかける」だけじゃなくて、いっそ迷彩にするとかさ。
旧陸軍の古い時代の戦車なんか、いい雰囲気だぞ(九五式軽戦車とか)。だめ?

ああ、あと、本題の方。
確かに新規で木から紙を作る方が安上がりだが、それは「木」からというより「パルプ」からというほうが正確なのでは?
山の木を切り出し、消費地まで運ぶことを考えると、やはりそこらの紙を再利用する方が安く上がるのではなかろうか?それ以前の育林も含めるとなおさら。(どのみち人工林には維持管理が必要では有るが、それはそれとして)
もちろん、だから裏紙を使えというつもりも毛頭ないが。

ああ、ごめんなさい。何か変なこといってるね↑。
パルプから、って言ってるじゃん。はい。

いや、あのそのつまり、バージンパルプだと、もう自動的に木から作るしかないわけで、そうすると、その木は製紙工場の敷地に生えている訳ではなくって(紙だってリサイクルコストかかってるけどさ・・・)本質的には、木から紙を作る場合と、紙から紙を作る場合を比較しているわけだから・・・「わかってくださいよ!」

製紙の過程をよく知ってるわけじゃないので、よくわからんが。直感的にはせっかくある古紙を使い回したほうが環境負荷が少ないようにはたしかに思えるけどな。

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