2007年2月13日

若すぎて何だかわからなかったことがリアルに感じてしまうこのごろさ。

山下久美子がいろんなアーティストの歌曲をカバーしているアルバムをiTuneストアで見つけて購入し、自宅で鳴らしてしたら息子が反応し、そのうちのいくつかが息子の「最近のお気に入り」としてマークされ、今朝も登園時に親子で「SOMEDAY」を鼻歌いながら階段を登っていたところ、若い保育士さんに「ミノリくん昭和生まれ?」とからかわれた。てめー、これは昭和も平成も明治も関係なくもはや『クラシック』だ。学校出たての保育士なんて、原理的には俺の子供でもあり得る年齢で、俺の中では園児も保育士もひとまとめに「キッズ」カテゴリーに分類されているんだぞ黙ってろ。と僕は愛想照れ笑いを浮かべながら見当外れのことを毒づいた。心の中で。

書いていていま思い出したが、先日、「日本の民家」フィールドワークの端っこにお邪魔すべく、愛媛県松山市(じつに面白い街だった。松山市)に日帰りで出かけたとき、昼食に入ったうどん屋で、院生のお嬢さんたちが稲荷ずしを注文したため、思わず「ふたつで充分ですよ!」と叫んできょとんとされ、同行のカメラマンのオオタカさん(僕と同年齢)に最近の若い人には通じないよと慰められた。こういうエピソードは枚挙にいとまがない昨今、昔話を好むこと自体はどうということはないが、語りが自分の人生のピークだったころのそれに集中し始めると良くない兆候であるそうなので、子供らにむかって、一度聞いた話は「それはもう聞いたよ」って言ってねと念を押しているこのごろです。

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コメント

一時うちの息子(長男)はビリーバンバンの「今は、このまま」('いいちこ'のCMのやつ)にはまってました。歌詞(の内容)と年齢のギャップが笑えるわけです。現在は、スノーマン(あの絵本の)がお気に入りで、理由は「なんだか聴いていると眠くなってくるから」だそうです。我ながらじつにシブイ選択だと思ってます。

「子牛の皮の財布」もダメですか?
SOMEDAYな方は数年前一度とあるパーティで接近遭遇しましたが、恐れ多過ぎて何を話しかければ良いものやら、全く一言も出ず、帰ってから落ち込みました。

ダーリン、こんな気持に揺れてしまうのは君のせいかもしれないんだぜレイチェル。

うちの娘の2年前(当時4才)のくちずさみソングは小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」でした。

「いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ♪」

歌ってました。
保育園の先生は苦笑い。

お稲荷さんの話はわからず・・・がっくし。

いや、ほんとは「稲荷ずし」自体は関係ないんですが。。。(笑)
「ふたつでじゅうぶんですよ」って検索すると、「有名な謎のセリフ」をめぐる憶測の記事がぞろぞろ出てきます。

ふむ。謎は解けましたが、ブレードランナーをまじめに見てないので(横目でみてた・・・)もう一つ感動できず。やっぱり・・・がっくし。

それでも俺は、稲荷寿司だと思いたい。
立ち食い蕎麦屋で稲荷寿司を頼んだときに「ふたつでじゅうぶんですよ」と言ってくれるオヤジのいる店があったなら、毎日でも通うぞ。「わかてくださいよ」

それと・・・うどんもな。

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