2007年2月 3日

頭が冴えて眠れず、自販機の缶スープについて無駄に力説する。

まったく関係ないが、というかそもそも関係ある記事を連ねているわけではまったくないが、今シーズンの伊藤園の缶スープは、これまで存在した同種の缶飲料のなかでも、群を抜いている(断言)。実は、僕は3年前までの伊藤園の缶入りコーンスープの大ファンであった。味は多少粗削りながら、やたらにざくざくとトウモロコシ粒が入っていて、その食感がじつに、自動販売機的で良かったのだ。それが、2年前にモデルチェンジされて、なんというかちょっとエレガントな味わいになってしまった。たとえば、僕は、缶コーヒーにはドリップで抽出したコーヒーのような味わいをぜんぜん期待しない。いや、むろんそういう「自動販売機的高級志向」のユーザーだって多くいらっしゃるのだろうが(だからこそ、そういう『ハイ・クオリティ』的装いの缶コーヒーなんぞが売られ続けるのだろうが)、少なくとも僕にとって缶コーヒーはあくまで「缶コーヒー」という、それ自体独立した、「コーヒーとは異なるカテゴリー」の飲み物なのである。僕にとっては、最も缶コーヒー的な缶コーヒーは、UCCの「オリジナル」である。あの、缶コーヒーなのに乳脂肪含有率が高くて、表示が「コーヒー飲料」でなく「乳飲料」なやつ。あのなんというか、「コーヒー」でも「ミルク」でもない、こう言ってはなんだが「ジャンク」な味わいこそ、缶コーヒーを「缶コーヒー」たらしめるのである。同様に、僕は「缶コーンスープ」に、レストランのポタージュスープを期待しない。コーンポタージュは、自販機の「缶」に詰まったとたん、いわゆる「コーンポタージュスープ」とは異なる、何か別なカテゴリーを獲得したのだ。そのあらたなカテゴリーを発見したとき、伊藤園の「ざくざくモデル」は僕が思い描く「自販機缶スープ的ありかた」を素晴らしく具現していたのだった。それが、2年前、「天然の岩塩を使いました」とかいうキャッチとともに、なんだか取り澄ました味になってしまった。伊藤園、おまえもか。有名な料理人の顔写真貼り付けて凝った味にして、自販機で120円で売ってるという現実の事態との乖離が痛い、「高級ふう」になってしまったのか。僕は失望し、「頼まれもしないのに伊藤園の自販機缶スープの卓越を説いて回る係」を降りた。そうしたら今シーズンのモデルチェンジだ。「帰ってきた」という感じ。味は3年前よりも複雑になったが、良質な味付けを目指した工夫と、自販機なりのジャンクな開き直りとが、じつに絶妙なバランスをなしている。よい。以上。

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コメント

缶ではないですが、私にとって、石川さんのUCCと全く同じ位置づけにあるのが「雪印コーヒー」です。あんなのコーヒーではないとよく言われますが、そもそもコーヒーと思うことがおかしい。別の飲み物なのですよね。500mlの紙パックを机において、ちびちびやりながらお仕事。これですよ。これ。「コーヒー牛乳」(コーヒーでも牛乳でもない別種ののみもの)とはこれであると思います。雪印が不祥事で傾きかけたときに、雪印コーヒーだけは救ってくれ、と思いましたです。メグミルクなんか(といっては語弊があるか?)どうでもいいです。

似たような意見に接して、ついつい熱くなりました。失礼。

おお。全面的に同意。たしかにコーヒー牛乳をして「あんなのコーヒーじゃねーよ」とくさすヤツがたまにいますが、それは「バスケットボールなんてサッカーじゃねーよ」と同じくらい、意味をなさないフレーズです。

そう!だから俺インスタントラーメン大好き!
あれもラーメンとは全く違う食べ物。ラーメンと比べても無意味。
いつの日か、インスタントラーメン屋始めるから。来てね。
(蛇足:「インスタントなラーメン屋」じゃなくて「インスタントラーメン」を食わせるところね)

一ヶ月ぶりに復帰したと思ったら、アツイ文章を書いてるじゃねぇか(笑)

コーンスープは、残念ながらお世話になっていないが、あさみ編集長の「雪印コーヒー」は、全面同意。あの飴のようなコーヒー牛乳は、時々無性に飲みたくなります。毎日はちょっと勘弁ですが・・・

一ヶ月ぶりに復帰したと思ったら、アツイ文章を書いてるじゃねぇか(笑)

コーンスープは、残念ながらお世話になっていないが、あさみ編集長の「雪印コーヒー」は、全面同意。あの飴のようなコーヒー牛乳は、時々無性に飲みたくなります。毎日はちょっと勘弁ですが・・・

これ、↑名前を書き損ねたことに気づいて、アップ途中で再度アップしたので、ダブった。す、すまん。。

そんなに何度も言わなくても(←わざと言う)>おりゅう

あるよそういう店。けっこう有名。
http://72.14.235.104/search?q=cache:8FyzFghxftoJ:instantramen-sakura.com/
↑なぜかウェブサイトが閉鎖してる。
閉店したんじゃないだろうな。

あぁ、もの凄い感動しています。
缶コーンスープを
ここまで熱く語ってくれる人がいるなんて。
一時期、とにかく色んなメーカーの缶コーンスープを
飲み比べていて、カルピスブランドのモノが
僕にはベストでした。
そしてやはり、高級化路線に走ってからは
脚が自販機から遠のいたのも事実。
僕にとって冬の自販機は
缶コーンスープ販売機以外の
何者でもなかったのです。
今、石川さんのこの文章を読んで
自販機の後ろから後光が見え始めました。

PS、こないだ×ナンパした○お知り合いになった女性が
   石川さんのファンでした。
   好きで好きでしょうがないと言っておりました。
   地図の等高線に色塗りまくってるとも。

おおおお。団地住人。
僕も缶コーンスープ・ミシュランの経験あります。
昨今の2位はポッカです。
一昨年のキリンの、ちょっとスパイシーな「ホットスープ」もよかった。「缶スープ・ナイト」やりましょう。缶スープ飲みながらああだこうだくだを巻く飲み会。

ところで、その等高線に色塗る人紹介してください。
地表系は老若男女問わず、つねに募集しています。

>地表系は老若男女とわず、つねに募集しています。

男で良ければ私が・・・ウソです(笑)

で、10日、行けない。残念!

>地表系は老若男女とわず、つねに募集しています。

男で良ければ私が・・・ウソです(笑)

で、10日、行けない。残念!

浮世から隔絶された我々の職場で、買い置きのカップ麺やレトルトが払底した闇夜でも朧に光る自販機の中から微笑むその黄色く丸い姿は、飢えた職員たちの命綱なのです。しかーし、夕方遅くに補充されたりしてヌルい缶コーンスープは最大のダメージを僕たちに与えたりします。なかなか望みどおりの缶コーンスープが回ってきたりしませんが、贅沢は申しません。暖めてほしい。それだけなんです。
今年は売れないんだけどね。

どうせ俺が思い付くことくらい・・・まあ、思い付いても「やるか」「やらないか」で雲泥の差になるという・・・
6年前にやっとけばよかった(←負け惜しみ)。名前も考えてたのに。
で、2回投稿するのが流行ってんのか?

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