2007年2月19日

設計期間実質1ヶ月の平面的変遷。

建築家に依頼していたら、それこそ「新築の記」というタイトルのblogを別に立てて日記するくらいのことはしただろうと思うが、今回は今回のようなことになったので、住居の内容を決めるプロセスの記録はこの記事ひとつで済んでしまうのだった。

以下、きわめて短かった、いわば「設計期間」に描いたものの一部。

広告に掲載されている、いわゆる「標準参考プラン」。「参考」とはいえ、これで価格設定がなされているため、建坪や建具の数などを変更しようとする場合、これが基準になる。売り主の建設会社の設計士が描いている。


配置図に置いてみたところ。敷地は開発道路の正面にあり、西側に12m接道している。東南方向は公園。


12月26日。上の絵を事務所へ持ち込んで、OM氏にスケッチしてもらった「改良案」。廊下が「通って」、吹き抜けができている。その場で、OM氏にコンサル料を払ってアドバイザーとなってもらうことにした。


OMスケッチを描き直してみたもの。なんか、いきなり「平面図」が生き生きと見え、翻って「標準」のプランがいかに普通に見えるか(じゃあ「フツウ」ってなんだ、と問い始めるとそれはそれでややこしい議論になりそうだが)ということを実感した。


1月3日。立面を描いてみたもの(庭のほうに関心が向いている)。ご覧のとおり、真正面に電柱がある。


面積的検討のすえ、吹き抜けを潰して妻の仕事部屋を設置。前面に露出した南庭の扱いを考えている図。


庭を考えている図。やはり駐車スペースとの取り合い、というか、車をどう扱うかが難しい。


1月6日。この建物形状での、庭の決定案。


同じ面積・容積で、敷地形状に素直な細い建物はないかと思い始めている図。


1月6日。OM氏に自宅へ御足労頂いてアドバイスを受ける。というか、アドバイスを越えて、手を動かしてもらってしまった。ちょっと閃きのある平面が出現。東に1間以上の庭が「通し」で確保できる、「B案」の登場。


B案の庭の取り方を検討する図。(これによって、屋内側のレイアウトが変るので)


A案、B案の「1階の床(屋内と庭の舗装部分)を比べている図。


屋内と庭の関係がうまく収まらない。の図。履き出し窓の「数」が決まっているので。


とりあえず打ち合わせ用に描き直したもの。


打ち合わせ用に描いたA案。


打ち合わせ用に描いたB案の改良案。台所が西側へ移動し、リビング的スペース(壁がないので何と呼べばいいのかわからん)と庭との関係が改善。これ以降、B案が主案として進む。


庭のレイアウトと、屋内の水周りその他との関係を考える図。


庭のレイアウトと周辺の関係を考える図。バックヤードの配置、「菜園」、日照による植物の配置など。


1月7日から19日にかけて発生した「雁行案」。機能的にはうまく行きかけた案だったが、斜線その他の理由で没。この頃は公私共に泣きたいほど忙しく、これらは主に通勤時の満員電車内で検討された。

それにしても、ユーザー的に「必要だと思われる要素」を貼り付けてゆくと、平面図が急速に凡庸になってゆく。素人間取りゆえ、そこが如何ともしがたい。


打ち合わせ直前までしつこく考える。駐車スペースのサイズ。


1月20日、建設会社との打ち合わせ。


現在の住居の現況。荷物の量の把握のため実測。「日本の民家」の調査図みたいだが、いやたしかに「民家」ではあるのだが。


庭の取り方のバリエーションで、建物を動かして見ている図。家を「斜め」にすると、庭と方位やバックヤードの配置などが面白くうまくいくのだが、駐車できない。(けっこう本気だったんだけど)


最終打ち合わせ・見積もり用に建設会社へ送付した図。ほぼ最終形。壁と建具がどんどん減ってゆく。


庭と屋外を含む「1階」のレイアウトと植栽の種類の検討。


居室から庭がどう見えるか描いてみた図。庭の木デッキに高低差をつけることで、逆に屋内とつながって見え、広い感じがするんじゃないか、というアイデア。

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コメント

「居室から庭がどう見えるか描いてみた」とかの図面(絵)を見ていると、これは普通なら作ってもらう側(施主)の描ける類のイメージではないんだよな、とか思っちゃうな。完全にプロ。こういうプロっぽい図面をさらさらさらっと描いて、「こんな感じにしたいんですよねぇ」とか言ってみたいよ。初めてやっと模型を見せてもらって「そーかー、こんな感じかー、へー」とか感動しているレベルの普通の施主なので、完全にドシロウトです。

しかし、庭がどうなるかとかいうことまで考慮できないのが口惜しい。でも「庭の木デッキに高低差をつけることで、逆に屋内とつながって見え、広い感じがする」はヒントとして頂きます!

いや、住宅建物部分への期待値が低いので、庭を優先して考えてるわけよ。逆に。

またまたご謙遜を。
妥協しつつも楽しそうに取り組んでいる様子がうかがえますよ。
だって、given条件下でなんとかやりくりするというのが
結局面白味でもあるわけで(苦しみでもあるわけですが)。

それにしても「同時進行」しているのが不思議な感じがしますね。
(それにしても、僕らは苦しいですよ、実に... なかなか思うようにならず... というか何を「思いたい」のかが分からなくなるんですよね...)

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