2006年10月10日

火炎木の街路樹に亜熱帯の秋風

金曜日。
沖縄へ出張。
割り込むように入ってきた出張で、こういうことがあると、何よりもチームのみんなに負担を強いることになる。申し訳ない。

実は沖縄へ行くのは初めての経験だった。前日、出張の準備をしながら、なんだか、海外へ行くような気持ちになってしまい、ほとんどパスポートを持参するところだった。でも実際、朝9時の飛行機で羽田を出て、お昼前に那覇に着いてみると、日差しも空の色も海の色も、本州のそれとはまったく違う鮮やかさだし、街の家並みは中国の都市の郊外みたいだし、地元の人たちの顔立ちもなんとなくエキゾチックな雰囲気だし、生えてるものも植わってるものも「観葉植物図鑑」に出てるような連中だし、もしレンタカーを借りて自分で運転していたら右側を走っちゃったんじゃないかと思うような「異国感」を味わったのだった。現地を調査して、周辺の参考物件を見回って、半日で180kmくらい走り回って、ホテルへ戻って爆睡。

土曜日。
関東学院のクラスに間に合うべく、朝一番の飛行機で羽田へ飛び戻る。ちょうど台風をかわす格好になった。
羽田から京急で直接「追浜駅」へ移動し、駅前の西友の「無印良品」でTシャツを買ってトイレで着替え、フィールドワークに参加。あらためて、上総層群が露出した急峻な地形に民家がへばりついた「三浦半島の風景」の強烈さに触れ、日が暮れてから帰宅。

日曜日。
登録ランドスケープアーキテクト(RLA)の資格試験の答案「採点」のお手伝い(ボランティア)のため、朝から世田谷の農大へ出かけた。
以下、守秘義務のため大幅に中略。
ただ、もしかして居るかもしれない、この試験を受験した人(かつこれを読んでる人)のために、この試験はとてもよく考えられた問題で作られていて、採点はきわめて厳正かつフェアになされる仕組みになっている、ということを申し上げておきたい。
まあしかし、「採点」というのは骨の折れる、消耗する作業だった。よろよろと帰宅。

月曜日。
子供らの散髪をし、庭の手入れをし、殆ど不在の一週間を取り戻すべく絵本を読んだり積み木で遊んだりしているうちに日が暮れる。風呂に入れて寝かしつけてから、雑誌のインタビュー記事の原稿に手を入れて編集部へ送付。

それにしても涼しい。コオロギの声。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://fieldsmith.net/mt/mt-tb.cgi/587

コメント

こんにちは♪
大忙しで、「よろよろ帰宅」な日々をも、
なんだか元気と活気を与えてくださいますねっ☆
(私も)もすこし動けそうな気分になってきました。
友達の手作りベーグルを食べながら思いました♪
今度は自分で焼いてみよう!などなど。smile!

うまくいけば今後も出没することになります>沖縄。
下手をすると当分用事がないということに。

うまくいけば今後も出没することになります>沖縄。

沖縄から「近くて遠い」奄美ですが、
奄美もおもしろいと思いますよ~!

中心地は、
海を埋めたて、町をつくっていますが、
川(以前は海)を残して、埋め立てている。
水路が川に見える、というか、
旅人には、川にしか見えない、でも海なのです!

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)