2006年10月30日

緊急告知・ピクニック@秋葉原

東京ピクニッククラブから回ってきたお知らせです。展示品は、以前、六本木ヒルズの森美術館で行われた「六本木クロッシング展」に出品された「ポータブルローン」。東京ピクニッククラブのオリジナルお茶、サンドイッチ等もあり。お時間のあるかたは、ぜひどうぞ。

「ポータブルローン with つくばグリーン」お披露目ピクニック・パーティのお知らせ

このたび、東京ピクニッククラブとつくば市産の芝「つくばグリーン」のコラボレーションにより、「ポータブルローン with つくばグリーン」を下記のイベントに出品することとなりました。
作品は1.7m×1.7mの移動可能な芝パレットで、どんな場所でもピクニックをすることができるように開発したものです。この9月より、神田尾嶋公園、神田出世不動通り、そして秋葉原ダイビル1Fの公開空地に出品し、ご来場の方々や地元の方々のご好評を頂いて参りましたが、今年度のピクニック・シーズンを締めくくりにあたり、皆様に芝上での一時をお楽しみ頂きたく、小さなピクニック・パーティを設けることに致しました。
お忙しい折とは存じますが、東京ピクニッククラブのオリジナルのサンドウィッチ&ピクニックティーも用意しておりますので、是非ともお立ち寄りいただければ幸いです。

また、ピクニック・パーティに際しまして、つくばグリーンと東京ピクニッククラブの簡単なプレゼンテーションの時間も設けております。つくばグリーンの特性と、それを使った地域再生手法についてご説明をさ
せていただきたく存じます。

茨城県つくば芝振興協議会
つくばグリーン生産流通協議会
東京ピクニッククラブ

お申し込み・問合せ
picnic@makefieldkanda.com

2006年10月29日

地上の店。

秋は、旅の季節だ(←なんという陳腐な書き出しなのでしょう)。

それで、僕がいま、何を差し置いても行きたいのは、ヨーロッパでも中国でもバリのリゾートでも熱海の温泉でもなく、アメリカ、シカゴのミシガンアベニューの真ん中に11月11日にオープンするここへ、なのだった。

November 11th is the formal grand opening! We're planning all sorts of fun stuff for that date, so if you're in Chicago, 663 North Michigan Avenue is the place to be on the 11th.

あー。くそー。行きてー!ガーミンストアのオープニング。

場所がまた、ニューヨークでもサンフランシスコでもなく、「シカゴ」というところが渋い。素晴らしい。
しかもこのビル、以前にソニーのショールームがあった、実に華やかなところじゃないか。

ところで、直営店を出すほどGPSがポピュラーになってきたのは大いに嬉しいし、Garminの景気が良くて、面白い新製品が出てくるのは楽しみだったりはするのだが、それはそれとして、Garminのロゴが変わるようなのだが、いやこれはなんか、これまでのロゴのほうが良かったような気がするんだけど。

Halloween in Chofu vol. 04

あ。
という間に10月も終わらんとする昨今。

我が家において、ここ数年、どうしても外せない年中行事のひとつがハロウィンなのだったが、今年は我が家のハロウィン・デコレーション造形担当(←僕)の業務激忙により、何の構想も準備もないままに迎えてしまったハロウィン前、最後の週末。

なんとか日曜日、朝から子供2人連れで近所のホームセンターと園芸店を回って、売れ残ったカボチャを買い漁ってきた。今年は、子供ら(4歳&2歳)にも手伝わせて(というか体験させて)、半日でササッと製作。辛うじて間に合った。

素材を庭のデッキに広げて制作中の風景。

完成品のディスプレイ。玄関先。

日が暮れてくると、それなりにキレイに見える。

というわけで、今回はそれほど凝ったことができなかったのだが、いちおうhamachi先生のところ(まわりぶろぐ)へトラックバック入れて、日本のハロウィンになんとか「出席簿」提出。

(ランダム多孔質恐怖症気味の人には、ブツブツ穴があいてるカボチャの拡大写真がコワイ、という事実が判明したため、上記以外の写真を「追記」にしました。そういう恐怖症フリーの方は以下へ。)

続きを読む "Halloween in Chofu vol. 04"

良い人材には常に他の誰かがすでに声をかけている

土曜日。
追浜フィールドワークの最終プレゼンテーション。

特別ゲストに、吉村靖孝氏をお招きし、各グループの発表と講評に入る前に、吉村さんの近作/現在進行形プロジェクトのスライド上映を拝見した。

いやー。堪能した。良いものを見せていただいた。雑誌の掲載や何やらで何となく見知ってはいたものの、ご本人の説明でまとめて見るのは初めてで、ことに進行中の集合住宅のプロジェクトなんか、じつにわくわくした。ポスターで告知されていたにも関わらず見逃した建築学科のお前らは、いいものを見損なったぞ。

学生たちの発表は、まあ玉石混淆ではあったものの、総じて前々回(前回は僕が休んでしまったので)からの進歩が大きくて、それだけでもう、ほぼ許す。

演習が終わって、中津さん、会田さんらと食事に行き、帰路、揺れる京急の中で吉村さんと、人事の採用の難しさについて話した。吉村さんの事務所には現在10人のスタッフが働いているそうだ。10人も人間がいたら、ちょっとした組織である。

僕の場合、勤め先での「組織上の」部下というかグループ内のスタッフは、派遣や長期バイトを入れても5人ばかりだが、これをシステマチックに動かすことがすでに手に余りつつあり(というか、仕事が人数の許容量を上回りつつあるんだけど)、これでもし、こいつらに給料を払う責任が全面的に僕にあったりしたら、2週間くらいで胃潰瘍になって入院するだろうと思われる。

景気が良くなりつつある(ような気がする)いま、早めに良い人を見つけて採用・確保しておかないと、出来るヤツがどんどん品薄になってゆくであろう、という見解で吉村さんと一致。

吉村さんの事務所では現在採用募集中であるそうなので、我はという実務経験者は応募してみてください。

ラ系の中途採用をお探しの実務経験者はこのへんに。

2006年10月16日

デザインスタジオ・2、「都市の観察と記述(2回目)」

課題:3、4人のグループに分かれ、それぞれ与えられたキーワードをきっかけにして、対象地(追浜周辺)をフィールドワークし、観察した内容をマッピングとダイアグラムを用いて発表せよ。

キーワード:シキイ、キメ、ノイズ

対象地域が大学のキャンパスのある地元の街だということもあってか、みんな、ちゃんと歩き回っていろいろと採集してきていた。ただ、「キーワード」の咀嚼がいまひとつで、そういう「観点」で街を見るというよりも、それぞれのキーワードに合致した(と思われた)物体や情景を集めてくるという、一種の「宝探し」になっちゃったグループが多かったのが残念。

失敗だったかなと思ったのはキーワード「ノイズ」。このキーワードは僕の発案だったんだけど、まあ、誰だって、フィールドワークの課題にノイズなんて言葉が出てきたら、宮本さんの「環境ノイズエレメント」を思い浮かべる。宮本さんが10+1とかで、ご自身で紹介されている方法をもって、今回の対象地域に当てはめれば、それだけでもそこそこ、キレイにまとまった「フィールドワーク」のプレゼンテーションになる。「環境ノイズエレメント」を踏まえたうえでさらに違うものをやろうとすると、けっこう高度な転回が必要だ。

あと、いくつものグループがGoogleEarthを使っていた。手軽で便利になった半面、GoogleEarthの「使いやすさ」はちょっと危ない、と思った。縮尺フリーなので、「その縮尺が表現できる要素」を見極めるというような、スケール感覚を失ってしまうし、得られる「絵」がカラーで高密度なものだから、印刷しただけで「何かやったような」気になってしまう。地形図や住宅地図を使って、現実の風景や空間体験と「地図の視点」について語るのはわりと簡単だが、GoogleEarthをして「GoogleEarthに描かれていないもの」をレクチャーするのは、ちょっと抽象度が上がってしまって骨が折れる(本当に、それなりにいろんなことがわかってしまうから)。以前は「こういうのもあるよ」とこちらから紹介していたツールだが、普及してしまった今後は「GoogleEarthでわかったような気持ちになるな」と最初に払拭しないといけないという。

でも、「GoogleEarthだけを使って、その範囲で徹底的に読み込んだ、その土地のプロフィールを発表しなさい」という課題もありうるな。それはそれで面白いかもしれないが。

ところで、
↓この課題冴えてるなあ。
Motoe Lab, TU: 創造工学研修, 2006.10.12
僕が受講したいよ。

2006年10月10日

Ground at 100dpm (dot per meter)

Google EarthとGoogle Mapの衛星写真が両方とも大幅にアップデートされ、いくつかの地域の解像度が向上した(10月3日)。そのうちのひとつがロンドンで、今年(2006年)に撮影された、10cmの解像度、つまり、10cm以上の大きさの「物体」が視覚的に確認できる精度の空撮画像になった、そうである。

ためしにハイドパークを見てみると、キャサリン・グスタフソン設計の「ダイアナメモリアル」がばっちり写っている。

おお。この、なんとも言えん「スピード感」のある造形。水が流れている様子までわかる。こうして見ると、必ずしも奇をてらったわけじゃなくて、それなりに周囲の公園にはまりこんだ形にしたみたいに見えるな。

火炎木の街路樹に亜熱帯の秋風

金曜日。
沖縄へ出張。
割り込むように入ってきた出張で、こういうことがあると、何よりもチームのみんなに負担を強いることになる。申し訳ない。

実は沖縄へ行くのは初めての経験だった。前日、出張の準備をしながら、なんだか、海外へ行くような気持ちになってしまい、ほとんどパスポートを持参するところだった。でも実際、朝9時の飛行機で羽田を出て、お昼前に那覇に着いてみると、日差しも空の色も海の色も、本州のそれとはまったく違う鮮やかさだし、街の家並みは中国の都市の郊外みたいだし、地元の人たちの顔立ちもなんとなくエキゾチックな雰囲気だし、生えてるものも植わってるものも「観葉植物図鑑」に出てるような連中だし、もしレンタカーを借りて自分で運転していたら右側を走っちゃったんじゃないかと思うような「異国感」を味わったのだった。現地を調査して、周辺の参考物件を見回って、半日で180kmくらい走り回って、ホテルへ戻って爆睡。

土曜日。
関東学院のクラスに間に合うべく、朝一番の飛行機で羽田へ飛び戻る。ちょうど台風をかわす格好になった。
羽田から京急で直接「追浜駅」へ移動し、駅前の西友の「無印良品」でTシャツを買ってトイレで着替え、フィールドワークに参加。あらためて、上総層群が露出した急峻な地形に民家がへばりついた「三浦半島の風景」の強烈さに触れ、日が暮れてから帰宅。

日曜日。
登録ランドスケープアーキテクト(RLA)の資格試験の答案「採点」のお手伝い(ボランティア)のため、朝から世田谷の農大へ出かけた。
以下、守秘義務のため大幅に中略。
ただ、もしかして居るかもしれない、この試験を受験した人(かつこれを読んでる人)のために、この試験はとてもよく考えられた問題で作られていて、採点はきわめて厳正かつフェアになされる仕組みになっている、ということを申し上げておきたい。
まあしかし、「採点」というのは骨の折れる、消耗する作業だった。よろよろと帰宅。

月曜日。
子供らの散髪をし、庭の手入れをし、殆ど不在の一週間を取り戻すべく絵本を読んだり積み木で遊んだりしているうちに日が暮れる。風呂に入れて寝かしつけてから、雑誌のインタビュー記事の原稿に手を入れて編集部へ送付。

それにしても涼しい。コオロギの声。