2006年7月 3日

男女不同席。

久しぶりに、朝の通勤ラッシュ時間帯に京王線に乗る羽目になって、ふと、それまで乗ったことがなかった「女性専用車両」に乗ってみた妻によると、車内の様子は、「網棚の上に、ずらっと可愛いバッグがキレイに並んでいて、まるでデパートの売り場みたい」で、「けっこう混んでいたのに、すごく静か」で、さらに「みんなハイヒールを履いてるから、電車が揺れるたびに、カタカタカタ、カタカタカタ、と車両中でヒールの音がした」そうである。うう。乗ってみたい。

「優先座席」の存在が、逆に「非優先座席におけるマナーの低下を招く」という議論もあるが、いや、というか、そもそも乗客に「見ず知らずの他人と身体を押し付けあって1時間」という「苦行」を強いているくせに、車内のトラブル回避を乗客の「道徳的振る舞い」に期待するのは何か根本的に間違ってるんじゃないか、という議論もありうるが、僕自身は、「女性専用車両」の存在意義はそれなりに認める。そういうのがあることで、非常なストレスから解放されて電車に乗れる人がいるなら、それはそれでいいことだ。

いっそ、「痴漢専用車両」というのも作ったらどうだろう。運賃に5,000円くらい上乗せしないと乗れないが、車内には高給で雇われた「プロ」の女性があらかじめ何人も乗っている。日替わりで「OLの日」とか「お金持ち奥様の日」とか「外国人女性の日」とかがあって(略)

個人的には「酩酊者専用車両」があって、酔っ払いがみんなそれに乗ってくれると有り難い。車内でさらに飲んでもいいし、吐くのも可。「ガキ専用車両」があってもいいな。乗っていいのは10代後半から20代前半まで。大音量ヘッドホンも、電話もゲームも飲食も何でもOK。座席はなし。床に座ってよい。駅に到着しても、ドア際に立っていたりしてよい。お互いに突き飛ばしあって乗り降りする。金曜日の夜とかに、ぜひ運行してほしい。明大前ー調布間あたりで。

ところで、渋谷昌三「人と人との快適距離—パーソナル・スペースとは何か」(NHKブックス、1990)によると、同じ型のエレベーターに人を詰め込んだ実験で、男性だけが入った場合よりも、男女が混ざっているほうが、より多くの人数を収容できたそうである。それは、多くの男性の体形が、横断面的に「横に広く」、女性は「円筒形」だからなのではないか、ということそうだ。つまり、大豆と米を混ぜたほうが2種類を別々に袋に入れるよりも多く入るのと同じ理屈。たぶん。

コメント

おーっと、久しぶりに突っ込める話題が。
てなわけで、ヒールフェチだったとは。ワラ
電車通勤は10ヶ月ほどしかしていないので、その真髄は
なかなか理解しがたいところではありますが、痴漢列車の
妄想は電車の中ではおやめになったほうがよろしいかと。
いや、小職は通勤の車の中から時速60km/hですれ違う自転車
の女性の脚を見比べて動体視力を鍛えてたりしませんから。

エレベータではないですが,電車だと若い女性のまわりの人口密度(っていうのかな?)が,高くなるという話も聞いたことがあります。

こんにちは~。
おもしろ~いぃ♪
「痴漢専用車両」には、すっごいブッサ~イくな「いでたち」で乗り、5000円の価値ないじゃん、と、皆を がっかりさせてみたいです。

エレベータではないですが、
飛行機の重量、全員20kgまで、とかは、男女の体重差を相殺しているんでしょうか? 15kgオーバーしたときに、「オネガイ、あたしの体重40kgだから!」と訴えたけど、無理だった。しかも、そんな交渉したせいで、飛行機乗り遅れたんでした。。。苦笑。

おひさしぶり。
痴漢に間違われないことを保証する車両というのはどうだ。言い掛かりをつけられて、誤認逮捕される話をよく聞くが。

全然関係ないが、数学的には、単一径の球体を箱に詰め込むと、どの径であっても隙間の体積が同じだと聞いたのですが、誰か数学的に証明してくれませんかね・・・?

ゲイのお兄さんたちがぎっしり乗ってる、「被・痴漢体験車両」というのはどうでしょう。