2006年5月12日

城市中国

全国的には連休最終日の日曜日。
夕方の飛行機で北京へ。今回は誰の迎えもなく、なんとか独力で(筆談で)タクシーを駆ってホテルに辿り着く。その夜はそれ以上の仕事の予定はなかったため、チェックインして荷物を置いて、OMAに勤めるシライ氏に電話して、建外SOHOまで、また筆談タクシーで行く。北京なのに、やけに美味しいという寿司屋へ連れて行ってもらい(たしかに評判通りだった)、次いで、夜を徹して作業が進む、斜めの鉄骨が立ちまくってタワークレーンが傾いでるみたいに見える、土木的に巨大なCCTVの現場を見せてもらって目眩を起こし、そのあと「OMAの連中はみんな会員になってる」というマッサージルームに行って全身ぐにゃぐにゃになってホテルへ帰って眠。

月曜日。朝早く空港へ取って返して、山東航空という国内線で黄河沿いの都市へ飛んで終日是設計方案提示会議。

火曜日。北京へ戻って、クライアントの本社でプレゼンテーションをし、日が暮れてからまたシライくんに付き合って頂いて、地元で流行ってるというトマトベースの火鍋のお店に食事に行き、シライ邸にちょっとお邪魔して、夜中過ぎにホテルへ一人で帰って、一階にあったマッサージルームがまだ開いているのを発見して、うかうかと入ってみたら「お持ち帰りの小姐」を勧められ(日本人/男性/独り、と3拍子揃ったカモ視されたのかもしれない)、部屋へ逃げ帰って眠。

建外SOHOがすごいことになっていた。

中華街ファサードとでも言いましょうか。
こういうアクティビティ、というか、建物のハードウェアに積極的に関与することをためらわない中国のユーザーのガッツも凄いが、もともと、こういう事態を予想して作られていたのだったとしたら、この白い箱高層は、なかなか強烈な「景観誘発建築」だと思った。

シライ氏が寄稿した、「城市中国(アーバン・チャイナ)」という雑誌を一冊頂いて、驚いた。中国の現代の都市をスタディする雑誌なんだけど、グラフィックも秀逸だし、記事も非常に面白い。本文のほとんどが中国語なので、易々と読めないのが残念。近々、ドムスとタイアップして中英併記になって世界へ売り出すそうで、それは楽しみ。

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コメント

今回は、人孔在地上 調査、されましたか~?
次回・次々回と、(気長に)永遠に楽しみにしていますね♪
感動と笑の人孔在地上。万歳!←文字通り。

次回は初めての都市へ行く予定なので、目をマンホールのようにして採集してきます。

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