2006年4月17日

king of kings

ろくに落ち着いて食事を摂る暇もないようなスケジュールで激しく移動しつつも、途中で立ち寄ったシカゴでは懐かしい場所へ帰ってきたような気持ちにもなり、やっぱり俺は西海岸のやたらとクリアな洗ったみたいな都市や、イギリスまであと一歩みたいな東海岸の都市よりも、ちょっと地味な中西部の街のほうが好きなのだ、と思い知った出張旅行から帰国して、時差ボケで妙な時間に便意を催す日曜日。

地元の教会の復活祭礼拝に出席。

クリスマス周辺とイースターだけ教会へ行くなどという不真面目なことをしていると、そのうちに雷に打たれるかもしれん。

なんとなく成り行きで、午前中の礼拝のあと、午後の祝会にもそのまま出ることになり、そうしたら聖歌隊のリーダーから「男声が足りないので一緒に歌って!」と声をかけられ、思わずハイと返事をしたら、手渡された譜面はヘンデルのメサイアの「ハレルヤ」だった。

いやこれは、ぶっつけ本番でなんとかなるような曲じゃないような。というかせめて発声練習でもしたほうがいいんじゃないか。と思い、ピアノが置いてある別室へ行って、歌いだしのところを弾いてみたら、音程が、僕が予想していたよりも4度くらい高かった(←絶対不音感)。

しかも、ステージに立ってみたら、ほんとに男声が少なくて、テナーは僕一人。ポリフォニックな歌なので、旋律の「順番」が回ってくると、テナーがメロディパートになる(つまりソロ)。大汗をかいてしまった。かつて、まがりなりにも「テナー係」が勤まっていたのは、両隣にオリュウとタケノブヤがいたからだったのだ、と、声がかすれた四半世紀ぶりのハレルヤなのでした。まだ頭の中で、フォーザーロードゴッドムニー、とか鳴り響いてるぜ。とほほ。

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コメント

男声が足りない・・じゃなくて、パートがいないだったのね(笑)

一昨日は、私も教会で聖歌隊。当教会では、ほぼ15年ぶりに昨年のクリスマスから男声が復帰(それまでは、女声のみ)。

もっとも男声事情は似たようなもの。音大の元教授と卒業生を含む十数名の女性に対し、男声は一線を退いた牧師と私の二人だけ。女性2パート男声1パート編成なので、ベースを歌ってました。

結果、五線譜の下の方の音が全然響かず、上に行くと聞こえてくる珍しいベースになってます

きーんぐおーぶきーん、ふぉれば、あんでーば、はれるーや、はれるーや、あんろーどーぶろー、ふぉれば、あんでーば、はれるーや、はれるーやー、

ふぉー、ざろーごっどむにー、ぽてーとれーんげ、はれるや、はれるや・・・ひきずるよね、歌うと(笑)

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