2006年3月13日

雑草・雑誌・熱中時間

・土曜日。
神田、南洋堂書店の屋上の植栽をお手伝いすべく、朝9時にお茶の水へ。

ほんの2平方メートルほどの植栽なのだが、せっかくなので、何か面白いことをしようという話になり、関係者や知り合いに募って、それぞれの「地元の地面」を堀り取って持ち寄ってモザイク状に寄せ植えする「カット&ペースト」植栽にすることにした。

土曜日にはすでに、仙台の土から鎌倉の雑草まで、様々な場所からの「ひとすくいの地面」が屋上に並んでいた。スコップを携え、借りていただいたバンに、屋上をデザインしたプロスペクターの山本さん今村さん(南さんは多忙で不在)とともに乗り込んで、都内の「地面狩り」に出かける。外堀端や鉄道の土手、ビルの隙間の空き地なんかを巡って、ススキやカゼグサやグラウンド脇に生えていたダイコンみたいに見えるアブラナ科ふうの草(とその周囲の土)を収穫して戻り、屋上へ植えた。なんだか、いい感じの野性味溢れる庭になった。

店主の荒田さんに、南洋堂の「預かり金」で報酬を頂いた。これは、僕がお店にあらかじめお金を預けている、という形にしておいてくれるもので、その金額の範囲で好きな本をもらえるわけである。おお。なんか、現金をもらうよりも嬉しい。うっふっふ。そういうわけで、帰り際、ひとりほくそ笑みつつ店内をうろついて、2冊ばかり本を抱えて帰った。

翌日は予想通り、肩や腕が筋肉痛。

・日曜日の昼間。
日経BPの雑誌「エコマム」の取材。
雑誌やテレビの取材が来ることになると、それに備えて一生懸命片付けて掃除するため、普段よりもずっと家中がキレイになる。加えて、雑誌やテレビは「絵になる部分」を、さも美しげに載せてくれるため、それを見て、自分の家が実物よりもキレイかのような錯覚を抱くことができる、という効果もある。。。

・日曜日の夜。
ゲスト出演した、NHK BS-2の「熱中時間」のスペシャル版、「熱中時間スペシャル:趣味の超人たち」が放映されました。詳細は後日また。

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