・恩師をして安心せしめるの巻
日曜日。
朝、雑誌「エコマム」の取材で、記者とカメラマンのお二人が自宅へ。家じゅうを嘗めるように撮影。子供らと、庭で食事したりベンチに座ったり絵本を読んだり、いかにも「しあわせそうな親子」のポーズを取りまくる。
エコマムが帰った後、家族4人で渋谷のNHKへ。
妻と子供たちはスタジオパークへ、「おかあさんと一緒」のキャラクターだの何だのを見に行き、僕はそのまま放送センターへ入って、「熱中時間」の撮影。先日の団地ナイトでご一緒した大山総裁と2人で、コメンテーター(教授役)を演じるためだ。番組は、「熱中人研究所」という機関が、毎週、日本全国のコアな趣味人のケーススタディをする、という設定であって、レギュラー出演者はみんな白衣のような衣装を着ている。今回、僕と大山さんは「非常勤」ながら、ゲストじゃなくって「レギュラー側」の出演なので、その白衣を着て椅子に座った。うう、いったいどうしてこんなことに。なんだか、自分の役回りがうまく掴めず、冷や汗をかいてしまった。やれやれ。
僕の存在はともかくも、今回のゲストはのけぞるようなインパクトのある人であった。おまけに、解説者として三浦雄一郎さん(あの冒険スキーヤーの三浦さんご本人)が同席されていたし、見るに足る内容だと思うぞ。みんな。
撮影後、控えコーナーで、大山さんから、あるところで進んでいる、ちょっとした構想について話を聞く。楽しみな話で、かつ、大袈裟に言えば日本のインターネット文化(ブログ以前に開花しかかっていたような)に関わるような、いろいろと考えさせられる「計画」だった。僕も無関係ではいられないだろう旨、大山さんに予告される。というか、むしろお手伝いしたいくらいの内容なのだった。しかし、なんという思わせぶりな文章なのでしょう。まあ、具現化したら、ここでもお知らせすることになるだろうと思われる。その折にまた。
帰宅したら、自宅の留守電に、小学校の時に担任だった先生からのメッセージが残されていた。いわく、僕の母に手紙で知らせをもらい、僕が出演したテレビ(前回の熱中時間スペシャルだと思う)を見た。「頑張って元気に活躍しているようで安心しました」。
うわ、お久しぶりですI先生。でも、「ちゃんとまともな社会人として仕事しているのか、心配です」ならともかく、「安心しました」はすこし違うような。いやそれよりも、小学校時代の担任の先生に手紙で息子のテレビ出演を広告するウチの母はいったい。