2005年11月14日

赤羽trex

スリバチ学会・赤羽台フィールドワークの軌跡です。

実は、グループ全体は「イトーヨーカドー裏の丘」と「2番目の谷の上流」にも足を伸ばしているのですが、僕らはコドモ連れで、もたもたしている間に2度も置いてきぼりを食ってはぐれてしまい、見逃したのでした。

会長は脳内コンパスの持ち主で、GPSを持たなくても東西南北がわかるため、迷わずにさっさと行ってしまいます。おまけに、僕とは若干、街のチェックポイントが異なるので、こちらが予想するコースと違う方向へ行ってしまうことがしばしば。見失うとアウトです。

だから携帯電話買えってんだよ。会長。



(追記:オフィスにて)

登場人物: 新人1(女)、新人2(女)、若手(男)、石川。

新人1「赤羽どうでした?」
石川 「おう。ゲンちゃんと友達になったぜ」
新人1「地元の人ですか?」
石川 「本名はゲニウスくんだ」
新人1「外人さんですか?」
石川 「・・・ちょっとまて。わざとボケてんのか?本気?」
若手 「『げにうす・ろき』だよ。おまえ、ありえねーよ。学部からやり直せよ」

(新人1がグーグル先生に質問している間、罵倒が続く)

石川 「(若手に)じゃ、それ、最初に誰が言ったか知ってるか?」
若手 「オギュスタン・ベルクでしょう」
新人2「イーフー・トゥアンですよね」

君たち。3人とも、廊下でバケツでも両手に下げて立っていなさい。

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コメント

うえー、わしがゲンちゃんのことを知ったのは何故だったろう。
少なくとも学校では会わなかったしなぁ。(寝てたからかも)
ところで、その北端の崖が直線的なのは地質学的理由なんでしょうか。気になって仕事が手につきません。<いつもじゃん

いやー、当日はありがとうございました。ずっとニヤついていてすみません。なにがそんなにおかしかったのかずっと考えているのですが、ちょっと整理しきれていません。起伏があると笑ってしまいます。なにかがグッとこみ上げます。変化がある地形の上で生きていきたいと思います。フラットな地形は苦手です。

集団行動に合わせつつ直感的欲求を満たそうとすると所々走らざるを得ず、翌々日まで筋肉痛です。

グーグル先生に教えていただきました。
うわあー。世界をマタにかけるロキ氏に、ご挨拶したいかしたくないか迷います。

実は僕も世界をマタがけるゲンちゃんと知り合ったのは学校を卒業してから。だって寝てたんだもん。

北端の直線の理由を調べてるんですが、地質図見てもいまひとつよくわからず。単なる浸食にしてはまっすぐだ。断層かなあ。


そういえば僕も起伏があるとわくわくします。「手がかり」なんだよな。きっと。

断層にしては東側も侵食はあるけど、比較的まっすぐなんですよね。フィリピンプレートの残渣かなぁ。
ふと考えたのは、台地の北東端が昔の城か要塞でその防備のために切り落としたのかも。川で二方がさえぎられてそこから先は見渡す限りの平野だとすると、戦略的には最適な出城になりそうだし。崖を整備しちゃえば、天然の要害になりそうだし。いやいや、推測推測。

こんなページを見つけました。
http://www.kitanet.ne.jp/~kiya/hometown/tikeizu.htm

まっすぐな崖について直接の記述はないけど、このページも読み応えあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~makita/ekhp_akabane_hist_j.html

先日はどうもありがとうございました。
資料を送ると言っておきながら、遅れてすみません。
今まで紙媒体を使っていたんですが、ネット上に最近あがった東京都の遺跡地図をこの間見てみたら、けっこう使えそうなものでした。
ので、とりいそぎこちらを。
東京都遺跡地図情報インターネット提供サービス
http://www.syougai.metro.tokyo.jp/iseki0/iseki/index.htm

中世は、岩淵のあたりが川原にできた都市的な場としてこのあたり一帯で栄えた宿になっていたみたいです。
「とはずがたり」に赤羽岩淵の遊女、というのが出てくるらしい。
低地に出来た都市の人には、赤羽台の古墳群や埋葬地、一言で言えば死者、に見つめられているような意識があったのではないか、と。
墓場が神社になる、ってのも古代的な感じがして、いい。

↑のコメントで参考にした文献が、ネット上にアップされていました。
わざわざ都立図書館行って探したのに…。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/gofukakusa/yaguchi-sakae-chuseiiwabuchi.htm
ご参考までに。

いま、古本屋で見つけた、
貝塚爽平「東京の自然史」紀伊國屋書店
を読んでいるのですが、これがさまざまな疑問に答えてくれそうです。というか、「崖」の話とか、なんかもうネタ満載。もうちょっと勉強したらまた書きます。

東京の自然史、こういう事をズバリ書いたものって、ありそうでなかなかない。地質学の本がかすっていたりしますけど、我々(って誰(笑)?)が求めるのとはちょっと違うんですよね。版元の紀伊國屋で聞いてもずっと在庫ぎれだってたんですが、先頃めでたく店頭に平積みになりました。でも奥付は2001年。謎です。

>我々(って誰(笑)?)が求める

そのあたりの用件で、キンキンに連絡します。

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