うう、涙でスクリーンが滲む。
「ランドスケープ批評宣言」の編集事務所から、増補版に追加する原稿群を送って頂いた。
3年前に出版されたこの本は、一気には売れなかったものの、おかげさまでジリジリと売り上げを伸ばし、ついに増刷することになった。この際、新たにいくつかのテキストや図版を追加して、「増補版」として出さないか、という提案を編集長に頂き、相談したうえ、こちらでざっとテーマを決めて、これという人に執筆をお願いすることにした。
ほとんど、僕が個人的かつ一方的に「この人のこういう切り口のテキストが読みたい」と思う方に、名指しでお願いする、という依頼をしたのだが、短い執筆期間と薮から棒なお願いにも関わらず、皆さん、たいへんお忙しい中、快く引き受けて下さった。
送られてきた原稿はどれもこれも、んもう珠玉のテキストである。少ない文字数という制約に、ご苦労されただろうはずだが(短い文章でちゃんとした論考を書くのは非常に骨が折れる)、テキストにはそれぞれの執筆者の思想と視点と最近の関心ごとが「ランドスケープ」というキーワードを使って凝縮されていて、うう、涙でスクリーンが滲む。宝物を頂いた気持ち。たぶん、来年早々には書店に出るだろうと思われる。買ったほうがいいぞ。みんな(涙声)。
あらためて読んでみると、生まれて初めて共著で本を出すという事態に舞い上がって、ほとんど心理的にハイになったまま1年近く、学生時代の日々を深く後悔しながら必死で勉強し、家族に愚痴ったり八つ当たりしたりしながら死ぬ思いで書いていたときのことや、仲間と議論を繰り返し(山内プチ編との熱い日々。ありがとう談話室滝沢)、急に冴えたことを思いついて大騒ぎしたときのことや、メールでentee氏に下書きを送って「試読」してもらったら、それへの返事が非常に面白く、すぐさま執筆者に加わってもらったことや、さまざまな思い出が生き生きと蘇って、涙で活字が滲む。。。あれ以来4年間、いまだに、そのときに考えた事や思いついた事で食いつないでいるくらいだ。
自分たちで書いた部分は、さすがに現在思っていることとは温度差がある箇所もあるけれど、それだけにまた、今回、こういうふうに新鮮な「補強」ができるのはたいへん嬉しいのだった。謝謝。


コメント
こんにちは。発売されましたら、是非ここで教えてください。
Posted by LSTY at 2005年11月 1日 13:49
もちろんでーす。
ちなみに僕が買うと著者割引というのがあります。
ってこんなところに書くとまずいぜ。
Posted by 石川初 at 2005年11月 1日 21:18
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