2005年10月 7日

10月はたそがれの国

月曜日。
中国が国慶節に入ったため、いきなり連絡がぱたっと途絶えた。
対中国プロジェクト的には静かな一週間の始まり。

火曜日。
親会社的会社(面倒な言い方だが、そういうものなので)の、元同僚から、建築設計の新人がこぞって参加しているアイデアコンペのために、「触発レクチャー」をしてくれという要請をもらって、出張ジオ講義。

水曜日。
施主のデベロッパーの方に、グッドデザイン賞受賞のささやかな祝賀会にご招待頂き、銀座の料理店へ。お店はビルの6階にあったのだが、道を挟んだ真向かいに、半透明の覆いを纏ってファサードが姿を現しつつある伊東豊雄氏のミキモトのビルが立っていた。ホルスタイン乳牛柄。真横から見てもちょっとした眺めだ。まあ、いろんな見方言い方はあるとして、なんかもう、基本的に楽しそうに作ってるみたいな感じがするよな。

木曜日。
夜、飯田町の日建設計にお邪魔した。日建の三谷さんに、雑誌に連載する予定の、ラ系記事のためのアイデア会議にお誘い頂いたのだ。伺うと、会議室には、その雑誌の編集部お二人(一人は編集長)、三谷さん、プレイスメディアの吉村さん、苑環境計画の鄭さん、オンサイトの戸田さんがおられた。テーブルを囲んで企画の趣旨を拝聴しつつ、これは僕では役不足(←追記。誤用の例。)なんじゃないかと思いつつ、でもブレストではつい盛り上がるという悪癖を発揮しつつ、帰路の電車のなかで我に返り、ううむ、これはやっぱり荷が重いぞ、と、騒いだのを後悔するという。いつもの調子なのだった。

こうした企画に対するに、いつも僕が目指すのは、自分の思いつきを自分で面白がれるか、ということである。出版されたあとで自分で読み返したりして、うわはは、いやそーなんだよな、と笑えれば勝ち、というような。ところが、今回は三谷さんに、まあ、あんまり自慰的にならんようにしたい、などと釘を刺されてしまった。自慰(というか自嘲というか『自笑』というか)を我慢しながら、「人に役立つ」記事をつくる、というのはもっとも不得意とするところなのであって、いや、いい加減にそういう仕事もできるようにならんといかんということなのかもしれないな。ま、幸い、いささか時間はあるようだし、ゆっくり考えよう。ふー。

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コメント


木曜日の「僕では役不足」は、「僕では実力不足」の間違いと思われます(役不足は逆の意味だそうで、以前赤っ恥をかいたことあります)。

「割り当てられた役目が軽すぎてそれに満足できないこと」(新明解国語辞典)おお。いや、たしかに語義を考えてみたらそうだよな。検索したら「誤用の多い言葉」なんだな。

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