2005年6月 6日

ERふたたび

Shine on your babies, crazy parents. - entee memo
ここまで丁寧に暴露されると、グウの音も出ません。グ。
他人の、「反論を封殺するレトリック」には過敏に反感を抱くくせに、自分が使うことに無自覚でいるんじゃ駄目だなあと、著しく反省。まあ、正直なところ、コドモは親の喜びだ、と信じ込まないと「やってられない」ということもあるんだが。

土曜日(以下、また子供の話題なのは偶然です)。
妻は朝から、個人邸の庭園工事の現場へと出かけた。間もなく1歳になろうとする娘が、2日前から風邪をひいたらしく、熱が上がっちゃったので、連れ出すわけに行かず、この週末も僕が自宅に子守ることになった。

いつものように騒がしい朝が過ぎ、絵本やらクレヨンやらが文字通り「散乱」し、やがて子供らが昼寝に落ちてうそのように静かな午後のひととき(一度に昼寝してくれないので、両方寝ているのは有効20分くらい)があり、やがて2歳の息子がむっくり起きてきて、バスの運転手さんがどうのこうのと意味不明のことをわめきながら家中を走り回り、おかげで目を覚ましてしまった娘を膝に抱き上げてあやしながら、「(息子)ギューニューノムー!」「(僕)牛乳が欲しいんなら、頂戴って言いなさい」「ギューニューホシーンナラチョーダイ!」「わざとボケてんのかよおまえ」などと親子漫才みたいな会話をしていたら、娘の動きが突然おかしくなった。

膝の上で、ぐたっとうつ伏せになったので、あれ?と思って抱き上げようとしたら、体が痙攣していた。見ると顔には表情がなく、目があらぬ方向を向いている。息をしていない。

いや、動転してしまった。抱き上げて名前を呼び、床におろして口から2回くらい息を吹き入れた。電話に飛びついて妻の携帯にかけ、これから救急車を呼ぶ、と告げた(後で思うに、先に救急車を呼べっちゅうに)。
幸い、娘が1分もしないうちに息を吹き返して泣き始めたため、僕は2%くらい冷静さを取り戻し、母子手帳だの保険証だのをそのへんのバッグに詰め込んで、息子に靴を履けと命じた。ただならぬ雰囲気にのまれたらしく、息子は文句も言わず、ぐずりもせずにひとりで玄関へ行って靴と格闘した。

救急車が到着し、娘を抱いて走ってゆき、救急隊員に託し、また走って息子を連れに戻った。息子は雨の日の外出にいつも着る黄色い合羽を引っぱりだしていて、なぜかシャツを脱ごうとしてもがいていた。靴を左右逆に履いて、脱げかかったシャツを着た息子を小脇に抱えて、雨の中、救急車に乗り込んだ。酸素吸入をつけられて、でっかいストレッチャーに寝かされた娘がすごく小さく見えて、目眩がした。さすがに救急隊員の皆さんは落ち着いていたが、たぶん最も慌てていなかったのは、救急車に乗っているという事態に目を輝かせていた息子だった。。。

というか、あとで病院に合流した妻も含め、なんか僕以外の全員が妙に普通に落ち着いていたのが、いま思い返すと癪に触るな。なんだ、泡食ってたのは僕だけか。

結局、娘の痙攣は「熱性痙攣」という、高熱を出した幼児に時々見られる一過性のもので、むろん予防したほうが良いものの、それ自体が危機的な症状だというわけでもないものだった。あとで自宅にあった「赤本」を見るに、熱性痙攣のときは脳が不安定なので、人工呼吸や急な解熱剤投薬やその他、余計な刺激を与えるのを避けろ、とあった(全部やっちゃったんですけど)。

ところで、救急車が運んでくれたのは、杏林大学病院の救急救命センターだったのだが、ここは、以前、長男の出産直後に呼吸困難になった妻が産院から移送された病院なのだった。どうしてこう、我が家の女性たちは、カラダを張って僕の心臓の寿命を縮めようとするんであろーか。やれやれ。

「念のため」の血液検査のあと、暗くなってから家族4人で帰宅し、一同、倒れるように寝てしまった(夜、佐藤さんに電話頂いたんだけど、すいません、こういう状況だったもんで)。

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コメント

いや,焦りますって。熱性痙攣。
うちの娘も風邪がらみで熱性痙攣を起こして,救急車を呼んでしまいましたが,よほどこういう状況になれていなければ,たとえ医療関係者であっても,動転しちゃうと思いますよ。
無事回復されて,何よりでした。お大事に。

ご無事でなによりでした。
僕も以前子供が熱出してひきつけるのに出くわしましたが,あれは怖いですよね。

でもそのときは我ながら不思議に冷静で,これはすぐに収まるのだ,何秒痙攣していたか計っておくといいのだ,などといって,秒針のある時計を視野に探した覚えがあります。

で,やっぱり救急車呼びました。隊員さんが,いつでも遠慮なく呼んでくださいね,と言ったのを妙に鮮明に覚えております。

お大事に

HAMACHI先生もとえ先生ありがとうございます。

そーか、皆さん救急車呼んでるんだ。なんか安心しました。。。

あとで親から、僕も熱でひきつけ起こして、母親が病院へ走ったことがあったことを聞かされました。でもまあ、あらかじめ知ってても、やっぱり慌てただろうなあ。あれ。あーこわかった。

いや、たいへんでしたね。心中お察しします。
なにはともあれご無事でなによりです。

それはそうと、救急車が到着するあたりの「息子さんの描写」すごくいいですね(ってのも不謹慎ですが)。慌ててる石川さんをよそにマイペースのぼっちゃん。この描写により、石川さんの緊迫感がよより伝わってきます。クツを逆に履いたり、訳のわからない行動に出たりと、同じ年頃の我が子とだぶらせて読ませていただきました。

ご無沙汰で、覗くとエライ体験だったようで。
ご家族は、落ち着きましたでしょうか(?)

我が家も救急車にはお世話になっております。
1度目は石川さんと同じ状態で長女が、
そして2度目は私でした(笑)
オンサイトの戸田さんと、当時マルモの高橋女史と
3人で飲んだ夜に『カラスミ』食べさせられ、急性胃腸炎に。
いやあ、ランドスケープ関係の女性と飲む時は、睡眠とって、体調万全にせねば・・・と。
妻とこども達は、腹が立つ程、冷静でしたね。

息子の無邪気に救われました。>スコ先生。

ほんとにそれカラスミだったんですか?あぶねーなー。>ナカツ先生。

こういうとき、知恵袋おばあちゃんと同居だったりすると何か違うんですかね?

いや、そりゃ随分違うと思います。結局救急車は呼んだかもしれないが、少なくとも僕の狼狽は半分だっただろうと。でもウチの「おばあちゃん」はすでに戦後世代だし、「ひいばあちゃん」とも同居してないと知恵袋的強度が甘いな。4世代ハウス。

子育て時の多様なアクシデント想定内でしたのが
お気遣いいただきもうしわけなく思いまました

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