2005年3月 1日

I'll be there

買ってしまった。。。

しかも、通販の配達が待ちきれず、五反田のSPAにお邪魔して(だって、卸元のいいよねっとが品切れだったのだ)、店頭で直接購入した。でも、スタッフの方にいろいろとお話を伺えたので、それはそれでよかった。

「パソコンが買えるくらいの値段でGPS受信機を買うのか」「もう2台も持ってるじゃんか」「そんなの何に使うんだ」「使い込んでるヒマあるのかよ」などなどの、突っ込み/当然の疑問/お叱りその他に対しては、はっきり申し上げまして、まったく返す言葉もありませぬ。

カラーの大きな液晶画面で日本語仕様で詳細地図入りで、電子コンパスも高度計もあって、ルート検索やナビゲーションができる、ほとんど「持ち歩くカーナビ」である。衝動買いをためらう値段ではあるのだが、SPAの方に聞いた話では、供給側の予想を遥かに上回って売れているそうだ。現在、製造が追いついていない状態で、品薄/品切れはしばらく続く模様。わりと年齢の高い、仕事をリタイヤしたような男性が特に購入しているらしい。

たしかに、詳細地図入りで、ナビ機能満載のモデルというのは、むしろ初心者向きみたいなところがある。よくわからないユーザーがいきなりGekoを渡されても、途方に暮れるだろうし。

でも、詳細地図入りのLegend-Jを使ってみて思ったことだが、道路地図が入っていると、街を歩いていても、自分が「道路だけを歩いている」ということに慣れてしまうのだ。いやもちろん、道路だけを歩いているのは当然なんだけど、なんというか。

たとえば素のeTrexとかGekoとか、地図なしの廉価モデルGPSを持って街を歩き、何もない画面に自分の軌跡だけが描かれてゆくのを見るとき、「どこへでも行けるわたし」が「たまたま『道路』を歩いている」というような、ここが道路ですらなかったころからあった「地表」と「わたし」が直結したみたいな、何とも言えないザラザラした「地面の手触り」を感じることがある。これはたぶん、地図なしモデルでしか味わえない「原初的GPS感」とでもいうべき心持ちである。

だから3種類くらい所有していたっていいのだ。(←誰に言い訳してるんだ)

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コメント

ほええ、ほんと、持ち歩くカーナビ(っていうか、ナビ、ですね)ですね!!すげー。今度見せていただきたいです!

早っ

なんか、いままで使っていたハンディGPS受信機とは「違うもの」のような感じです。

師匠、もう後戻りできない(?)ところまで来てしまいましたね(笑)
アメリカ行ったら、小型のカーナビみたいのがたくさん製品化されてました。「ガイア」で紹介されてたみたいなやつ。
たぶんアメリカって移動距離のスケールが日本と違うので、結構おおざっぱな地図でもいいからなんですよね。
Garminからも日本では見かけない、モバイルできる小型カーナビみたいの出てましたよ。

>もう後戻りできない

そーなんです。もう行くしかない。(どこへだよ)

たしかに、アメリカは道路の密度も粗いし、GPSの要求精度のスケールが日本とは一桁違うかもしれない。市街地のブロックが100mくらいあるから、数十メートルの誤差なんて、街中でも問題にならないもんなあ。

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