2004年8月31日

都心に住む

リクルートの雑誌「都心に住む」10月号を、編集のサカイさんから送って頂いた。特集記事の中の、湾岸に関する文章をひとつ、執筆したので。これはマンション情報雑誌で、わりと厚いページ群の後半はほとんど「新規マンションカタログ」なのだが、前半の三分の一くらいが、毎回違った特集を組む「東京カルチャー誌」のようなおもむきの構成になっている。

僕がお手伝いしたのは第二特集の「東京・海の手、湾岸へ移住せよ」というもので、いきなり、森山大道さんの湾岸の写真と、南泰裕さんの「遠い都市、近い眺め」と題されたテキストという、拡大コピーした10+1みたいなページから始まっている。内容は、湾岸で感じる不思議な都市の心地よさについて。「住居はいかに可能か」の冒頭の「都市の極域」の話に似ているが、ずっとうち解けたポジティブな感じで書かれている。南さんはしかし、ほんとに文章が上手である。読み惚れてしまう。

僕の担当分(湾岸の自然)はまあいつもの話なんだけど、ヨシタケシンスケさんの「東京みなと館見学記」はじつにいい味出ているし(湾岸から望む東京が『窓枠』に収まっているのがなんか象徴的)、庄司里沙さんの、湾岸の「イメージ」の変遷史も興味深い。「第一特集」では植田実さんと米山勇さんが対談していたり、ぽむ企画が「街をつくり、街に同化する建築」という記事を寄せていたりしているし、これで500円というのは広告雑誌のなせるワザだ。お買い得きわまる。意外な「穴場」雑誌なのだった。

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