内覧会にて。
先週、竣工した分譲マンションの内覧会に同席し、「設計者による庭の説明」というのをした。
内覧会というのは、マンションを購入したお客様が、入居前に「完成品」を見に来られる「会」である。出来映えの最終チェックをするほか、カーテンとかの内装のオプションを発注したりもする。
呼ばれた時間に現場に着くと、エントランスホールには花を飾った受付テーブルと椅子が並び、若い夫婦や子供連れのお客が歩き回り、周りには販売会社のスタッフやデベロッパーの担当者や施工会社の現場スタッフまで、びしっとスーツを着て立っていて、壁に「3時からお庭の説明会」とハリガミが貼ってあった。
答えに窮するようなとんでもない質問や厳しい指摘をされたりしたらどうしようとか、最近、お客がしばしば連れてくるプロのコンサルタント(たとえば大川さんみたいなひと)が鋭い突っ込みをカマしたらやだなとか、いささか緊張して臨んだのだが、終わってみると、意外にもと言うか、なかなか楽しいイベントだった。お客さんはみんなポジティブだったし。
マンションの庭の設計はいくつも経験があるのだが、実際に入居する住民の方々と直接接する機会は、実はこれまでほとんどなかった。というのは、マンションの場合、建築も設備もインテリアも造園も、設計者が「デザイン」の提示をするのは事業者(と、しばしば販売者)だからだ。(つづく)(長くなりそうなので)


コメントする