2004年3月18日

今日のサクラ。

おお。始まった。

http://www.tiroli.jp/sakura04/index.cgi

このサイトのオーナーは、一緒に線路際や都営住宅なんかを見て回ったりする仲間の一人である。なんともセンスのいい女性で、園芸の趣味も渋くて、いつも敬服している人。

毎年、サクラの季節になると、彼女のサイトに、新井薬師の境内のサクラを定点観測して写真を毎日更新するコンテンツが掲示される。これが出てくると、いよいよ春本番だなあと思うのである。

「建築マップ東京2」に、編者のひとりの藤本壮介さんが「東京の桜」という、なんだかいい感じの文章を載せている。都会にいると、かすかな自然の気配に鋭敏になる、そういうところへ桜がはたらきかけてくる、建物が朽ち果てた未来の廃墟に桜が「都市の歴史の痕跡として」毎年咲いている、という風景を想像してみたくなる、という。

でも、残念ながら、いま見かける桜の大部分を占めているソメイヨシノの寿命は、100年そこそこである。下手すると建物よりも短命だ。種をほとんど作らない中間種なので、勝手に殖えることもなく、人が挿し木で殖やすしかない。だから、そのへんのソメイヨシノはみんな「クローン」である。温度と日照によって開花時期がこんなにキレイにグラデーションを描くのは、日本中のソメイヨシノが「同一人物」だからである。

というわけで、桜の風景を維持するには「植え続け」なければならない。東京が廃墟になったら、桜も消えてしまう。(野暮な突っ込みですみません。つい。)

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://fieldsmith.net/mt/mt-tb.cgi/105

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)