In Search of John
去年末に携帯電話を新しくして、Tu-Kaからauに変えて以来、スパムメールや間違い電話が頻繁にかかってくるようになった。なんだか、パソコンをMacからWinに変えたとたんにウィルス攻撃が押し寄せた、みたいな気分である。片っ端から着信拒否や受信拒否に設定しちゃうので、僕の電話の玄関口は相当狭いことになっているはずである。
それでも、フィルターをかいくぐって到達する間違い電話群がある。それも、特定の人物あての間違い電話なのだ。どうやら、僕の携帯番号が、その人物が以前に使っていた番号と一致しているようなのだ。おまけに、その人物は日本人ではないらしい。なぜなら、いろんな番号からその人物と話そうとしてかかってくる電話が、例外なく英語だからだ。皆が話したいその人物の名前は「ジョーン」という。
石川「はい」
誰か「Hello?」
石川「はろー?」
誰か「John?」
石川「のう。ゆーがった・ろんぐなんばー」
誰か「Oh, Sorry」
という会話を何度したかわからない。そのたびに僕の携帯の「着信拒否番号」が増えてゆくのである。先日、同じ番号から連続して2度かかってきたので、ついに「会話」をしてしまった。
誰か「I'm trying to reach John」(ジョーンというやつ、ずいぶんな人気者か、でなければみんなに借金しまくってるのかもしれない)
石川「りっすん。あいぶ・びーん・げりん・こーる・あすきん・ゆあ・じょーん・がい・ふぉあ・まんつ、あんど、あいむ・フ、じゃなくて、うぃりー・うぃりー・たいあーど・おぶ。あいむ・ごな・せっと・ゆあ・なんばー・おん・りじぇくと・ふぃるたー。てる・ゆあ・じょーん・こーりん・ぴーぽー、ゆあ・じょーん・がい・だずん・ゆーず・でぃす・なんばー・えにーもあ。おーけい?」


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