2004年1月 7日

イワヒバの屋根

母校のウェブサイトを何気なく見ていて、修論のリストを見つけた。

農大造園の大学院:
http://www.nodai.ac.jp/daigakuin/subject/subject9.html

「最近の修士論文」:
http://www.nodai.ac.jp/daigakuin/subject/m/zouen-m.htm

研究論文や報告には、時々とても面白い、示唆に富むものがある(つまらないものもダメなものもあるが)。僕は、とても他人にお見せするような水準のものではないような、いい加減きわまりないものを作って「卒論」にした(もし、いまの僕が大学生の自分を指導する教官だったら卒業させないな)という暗い過去がある。今にしてみれば、実にもったいないことをした、と思っている。だから、いま在学している学生たちが実に羨ましいのである。様々な意味で大学が有しているリソースというのはやはり、ものすごい。そういう環境のなかで、仕事もしないで、一日中ずっと勉強/研究していてよい、というステイタスは、ほんとうに二度とない機会なのである。すくなくとも僕にとって、社会にでて、年を重ねるにつれて工面が難しくなったのは何よりも、「時間」なのだった。大学で「学生でいる」という事態は素晴らしいことなんですよ。君たち(ここにこんなこと書いてどうする)。

『日本における駅前広場のデザイン変遷史』
これは面白そうだ。見てみたい。

『建築フロント部の植栽が建築イメージに与える影響の分析』
これも面白そうだ。どういう建築を引き合いに出しているのかも興味あるし。

『都市域の水収支と緑地との関係に関する研究』
こういう、都市レベルの基礎研究も見たい。「水収支」という部分に惹かれる。

『開発制限区域の指定とゴルフ場分布の分析を通した近郊緑地と郊外緑地の考察』
『大都市近郊地域における緑地消失の要因分析』
『多摩N.T.の既存樹林活用型公園の実態並びに既存樹林の占有割合と維持管理費の関係』
『不動産価格分析による公園の外部経済効果の研究』
見たい見たい。

『北米の地域公園システムの特性に関する研究』
へえ。見たい。

『カツラのアレロパシーに関する研究』
こういう植栽材料の基礎研究も面白そうだ。カツラってアレロパシーがあったのか。

『無光ならびに人工光条件下における緑化用植物の生育可能性について』
これは、日常の業務でもわりと切実なテーマだ。見たい。

『屋根緑化材料としてのイワヒバの生育特性解明に関する研究』
こ、これはまた。「イワヒバ」ってところがマニアックで、なんか嬉しいな。イワヒバで覆われた屋根。。。すげえ。

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