2003年10月 7日

へそくりサム。

原研哉「マカロニの穴のなぞ」(朝日新聞社、2001)。

新聞に連載された短いエッセイ集。実はずっと、BK1のショッピングカートに放り込んだままだった。今回、あらためて芝生の勉強をしようといくつか文献を検索した際にこれを思い出し、ついでに買った。感想:どーしてもっと早く買わなかったんでしょうかわたくしは。マヨネーズの穴。

デザイナーとしても幅広く活動されている原さんはまた、すごくいい文章を書く人である。これを楽しむだけでも買う価値があるし、デザインを生業にしている、デザインに関わっている人にはとても励みになると思う。

以前に刊行されたエッセイ集「ポスターを盗んでください」(新潮社、1995)も、とてもいい。でもどうやら版元品切れらしい。

近刊「デザインのデザイン」も期待大。

5年ほど前、ちょっとだけ仕事をお手伝いしたとき、原さんが見せて説明してくれた、「デザインの現場」誌に連載していた「コンプレックス・プール」という企画の話(貴重な体験であった。今思うと)と、そのときに準備中だったRE DESIGN展、これらには天地がひっくり返るような思いがした。ほとんど自分のなかの「時代区分」のような思い出だ。

デザインの仕事を志している若い人で、「RE DESIGN 日常の21世紀」(朝日新聞社、2000)をもし知らない場合、その不明を深く恥じ、ただちに書店に走って買うように。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://fieldsmith.net/mt/mt-tb.cgi/59

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)