崖線をゆく:予告編
最近、勤め先のゼネコンを辞めて独立したヨシシュウくんの要請をうけて、住宅の新築予定地の既存樹木その他を診断するべく、半日造園コンサルティングに行ってきた。田園調布の西のはずれにあって、多摩川の方向へ眺望が開けている、すばらしく気持ちの良い斜面の敷地だった。ボランティアだけど、来年、竣工したあかつきには、テラスのバーベキューに呼んで頂けるという施主の方のお誘いも頂いたし、まだ解体前の古い家の書斎から、昭和8年刊の社交ダンス入門書、姫野宏亮著「ウォルツの踏み方」なんて古本を頂いてきちゃった(勝手に取ったわけではなく、同行された元の家のオーナーが持っていって良いよとおっしゃったのである)し、田園調布の雰囲気もなかなか楽しんだ。
田園調布のあたりは武蔵野台地の南西、台地が多摩川の低地へ落ち込む国分寺崖線の南端にある。崖線沿いに北へいくと、尾山台、上野毛、二子玉川、瀬田、砧、成城、仙川、深大寺、三鷹市大沢、と、わりと高級な良い感じの住宅地が続く。
崖線沿いには多く樹林が保存されている。道路や鉄道や宅地開発で分断されているものの、衛星写真で判別できるくらいの輪郭をもって、大田区から国分寺市まで続いている。都市部では貴重な緑の連続だ。田園調布から、崖線の北端の国分寺までは20kmくらいある。これは一度、縦断してみたいぞ。全行程歩くのは大変そうだから、自転車がいいだろうか。でも帰ってこなくちゃいけないんだよな。自転車だと。


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