2003年6月22日

エナジー・ビジブル

平日が忙しいと、私的な用事が休日に集中しちゃうため、結局週末も慌ただしいスケジュールになる。とは言っても、僕の場合、休日の予定は分刻みじゃなくて、用事と用事の間に数時間のインターバルがある(ように予定をセットする)ので、ソファーに身を沈めて本を読んだりする。

今日はガス屋さんが来て、器具、配管のガス漏れその他をチェックし、警報器を新しいのに取り替えて行った。我が借家はプロパンガスなので、こうした定期点検があるのである。

プロパンガスの歴史は、実はそれほど古くない。戦後、1950年代に登場し、都市ガスの配管が整備されていなかった地域に急速に普及した。現在の普及率は全世帯の約50%だそうである。

インフラという意味では、都市ガスの配管が行き渡っているほうが効率がいいのだろうけれど、個人的には、ガスボンベを積んだトラックがやってきて、それぞれの家のガス管に取り付けてゆくプロパン方式は好きだ。見えない地中管を伝って届くよりも、それぞれの住宅のエネルギーの「もと」がカタチになって見えているのが、なんか好ましいのだ。

もちろん、プロパンガスだってどこか知らないところで製造されて配達されるという「見えなさ」は都市ガスと似たようなものだけれども、「陸送」というアナログさがなんかこう、「使ってる」という実感をわかせてくれるのである。100円ライターみたいに容器が透明で中のLPGの残量が見えるとか、あるいは風船みたいにパンパンに膨らんだヤツが配達されて、交換される頃にはシワシワに萎んでいるとか、だともっといいと思う。

そういう意味で、貯留槽を使った雨水利用とか、太陽光や風力による発電というような、「エコロジカル」なエネルギーの供給方式も、そのエコロジカルさもさることながら、個別の施設や住宅に、取って付けたみたいにアカラサマにくっついていて「エネルギー作ってます」っていう洗練されてないデザインのやつが結構好きだ。

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