「建築あそび」石川初のプレゼンテーションへの自己ツッコミ/フォローのページ

「建築あそび」とは、建築家の佐藤敏宏さんが主催されている、こういうイベントです。

以下は、3月末に呼んで頂いて石川がしゃべった記録への解説(言い訳)ページです。佐藤さんが作られた記録ページには、佐藤さんの聞き違いや文字の打ち間違い・誤変換もあるのですが、むしろそのまんま公開してしまった方が妙な臨場感があって面白いんじゃないか、と思い、僕自身は「校正」しないということでお願いしたのです。それと、記録を読んでみると、僕自身の迂闊な言い回しや言葉足らずだったところや、あとになって思いついたことが浮かんできて、いっそ別なページを作って追記したく思った、という事情もあります。


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予めゴムのチップを播いておいて、その上に芝は育って、

踏圧によって「土」が固まってしまうことが、芝生に大きなダメージを与えます。そこで、あらかじめ繊維状の合成ゴムのチップを撒いておき、それがクッションとなって芝の根元を保護する、という技術があります。まだ半分実験段階なのですが、この芝生広場はなかなか順調です。

建築と違うところがあるとすると一寸 時間がかかるというか、

むろんこれは、造園空間の「寿命」についての話ではありません。写真に納める対象の、フォトジェニックさが、竣工直後よりも数年経ってからピークを迎える場合が多くある、ということです。

これなんかは日本にはあまり無くて、カラマグロス・・

「カラマグロスティス」Calamagrostis x acutiflora 'Karl Forster' です。イネ科。日本に自生するノガリヤスとかに近い種類で、夏、垂直に穂が立って印象的な草姿になります。自然に交配してできたハイブリッドらしく、有名なドイツの園芸家、Karl Forsterさんが列車の中から線路際に生えているのを見つけて、非常ベルを鳴らして列車を止めて採集したという逸話が紹介されていました。迷惑な園芸オタクですが、おかげで僕らはこの希有な草を観賞できるようになったわけです。種子を作らず、園芸地からの逸出もないようなので、公共緑化素材としても期待の種類です。よろしく。

これはコルタ・デリア・デボアールというのの(わいせい種)で・・

Cortaderia selloana 'Pumila' です。いわゆる「パンパスグラス」の矮性種です。最近は園芸店やホームセンターの店頭でもよく見かけます。Cortaderia selloana と比べて穂の雄大さがいまひとつないのですが、株も比較的小柄にまとまるし、個人庭でも植栽可能な大型グラスです。

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★★GPS話★★

まあ要するに、GPSの話へ繋げたかったためにこの仕事の事例を無理矢理しゃべったのです。
以下、地図系の画像はほぼ、Kashmir3Dによります。

ここでクルット回っているのはこれはアモイからコノス島という観光地があって、

アモイ自体も島ですが、アモイの南西に「コロンス島」という小さな島があります。旧植民地時代の面影を残す、観光地になっています。

そうです。秒でもできます。このソフトを使うと、デジカメで散々写真を撮ってですね、

これはeTrex(ハンディGPS受信機)の話と、GPSのログを読み込んで描画するソフトの話が混じっています。ログ取得のタイミングを、距離や時間で設定できるのはハンディGPS受信機の機能。デジカメのファイルをGPSログの軌跡上に配置して見せることができるのはKashmir3Dというソフトの機能です。

これはアモイに行くときにこっそり・・

考えてみたら(考えなくても)、アモイへ出張した際のログではなく、国内の出張でした。羽田空港からは中国への便は飛びませんね。

これは地図をよーく見ていたらアヒルが見えたんですよ

再三、書いていますが、これは元ネタのサイトがあります。
職場で僕の隣に座っているスタッフ(サカイさん)にeTrexを貸したところ、北千住の街区を歩き回って「歩行地図」を作ってきたことがあり、これは面白いと思って「GPS」「DRAWING」と検索したら、その名も「gpsdrawing.com」というサイトを見つけたのです。それ以来、そういう目で地図を眺める習慣がついてしまい、武蔵野にアヒルを見たり、品川区にトカゲを見たりしてしまうのです。

・・これは途中でご飯を食べようと思ったんですけど・・これは太田さんじゃないですけど

建築家の太田さんが「東京ピクニッククラブ」の活動を通して、「都市にまともなオープンスペースを確保しろ」と主張していることを指しています。

それに国土地理院の50メールとメッシュ標高データというヤツ

「国土地理院の50mメッシュデータ」ですな。

植生データがなかなか見つからなかったんですけど、これジェ−ビっていう生物多様システム

環境省の「生物多様性情報システム」(J-IBIS)で、全国の、最近の植生調査のデータを閲覧できます。

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だからこういうふうに自然と人工をグラデーションで見る

これにはちょっと長い解説が必要なので、後日、付け足します。つづく。

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